フコク経済情報
マンスリーエコノミックレポート
2月号
国内経済の動向
躍進が期待される中国西部
【point】
1.中国経済は、欧州債務危機の影響を受け鈍化するものの、インフレ懸念が後退する中、政策対応により持ち直しに転じるとみている。
2.その後も、重慶・成都を中心とした西部における固定資産投資などが牽引役となり、中国経済は総じて高成長を維持できるだろう。
3.第12次5ヵ年計画の間で、経済・産業構造の転換への道筋をつけることが、次の5ヵ年計画に向けて必要不可欠であるとみられる。
アナリストの眼
制度的側面からみた欧州債務危機
【point】
1.2000年代前半に独、仏がユーロ圏の財政赤字基準を超過した際に安定・成長協定を形骸化させたことが、その後長期にわたり各国の財政悪化が放置される原因となった。
2.EU基本条約は債務危機発生の想定が不十分であり、非救済条項などの厳格な解釈は、危機への迅速な対策の妨げとなりうる。
3.EUの複雑な統治機構の中で、だれもEU全体の政治的リーダーシップを取れない状況にある。
4.市場に安心感を与えるためには、ECBの大胆な危機対応策が必要。
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