ストーリー
池田エライザさん演じる女性シンガーが、路上ライブで
アンジェラ・アキさんの名曲
「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を歌い届ける姿を通して、
若者の複雑な感情に寄り添うストーリーを描いています。
コロナ禍を経て「自由に生きたい」という願いが広がる一方、
SNSやリモートワークの普及により
孤独や不安を感じやすくなった若者世代。
“自分らしさの追求”と“他者との共感”という矛盾する想いを描き、
世代のリアルな価値観に寄り添います。
CM
WEB限定 Special Movie
Making Movie
CMストーリー
街角で、名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を熱唱する池田エライザさん演じる女性シンガー。その歌声に、通行人たちは足を止め、やがて周囲に人が集まります。そこへ、ギターを背負った部活帰りの女子高校生が通りかかります。歌手を夢見る彼女は、ヘッドホンを外して立ち尽くし、その歌声に心を揺さぶられます。また、「一人は好き」と書かれたSNSの画面を見つめる青年や、知人と暇をつぶしながら「孤独は嫌い」と落書きする女子大学生など、複雑な感情を抱える若者たちの姿も描かれています。
本CMでは、「一人は好き、孤独は嫌い。それがわたし。」というメッセージが、池田さんのナレーションとして語られます。自分ひとりの時間が好きと思う気持ちと、孤独にはなりたくない、誰かと繋がっていたいという矛盾する気持ちが共存することこそ、現代の“自分らしさ”である、という想いを込めています。
スペシャルインタビュー
Q1. 撮影でこだわった点や苦労した点があれば教えてください。
歌に血を通わせるというところにすごくこだわりました。あまりに素敵な言葉たちなので、歌い上げたくなってしまうんですよ。うまく歌いたいという欲は出てくるんですけど、でもやっぱり言葉だからこそ、言葉の持つ温かさというものは、なるべく崩さないように苦労したというか、自分が納得するまでにすごく時間がかかりました。
Q2. 「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」にまつわる、ご自身の思い出やエピソードがあれば教えてください。
私は学生時代に合唱コンクールで課題曲になっていたんですけれども、お仕事があったので当日は参加できなくて。せめて練習の間だけでも、誰よりも大きな声で歌おうと思って、歌っていたら感極まって泣いてしまったというエピソードがある曲です。その時はただ良い曲だな、こういう大人になれるのかなという漠然とした感情で歌っていたんですけど、あの時にアンジェラ・アキさんがこの曲をリリースして下さったことって、すごくありがたいことだったなっていう、タイムカプセルがあるみたいな感覚になれるので、本当に思い出深い曲です。
Q3. 今、手紙を書くなら、誰に書いて送りたいかを聞かせてください。
これから書く予定が実はあって。すごくお世話になっていた方が最近お子さんをご出産なさって。ドラマ関係者の方なんですけど、キャストみんなから寄せ書きを落ち着いたタイミングでお渡しできたら良いなと思って。キャストみんなで決起会みたいなのを開いてどうしようかって。プレゼント何が嬉しいかな、どういうものがあったら不便じゃないだろうとか話し合ったり、人それぞれの環境がある中で、負担にならないような応援の言葉をみんなで考える時間があって。その場で出てきた素敵な言葉たちをお手紙に書けたらいいなって思います。
Q4. ナレーションの「一人は好き、孤独は嫌い。それがわたし。」というフレーズには、ご自身と重なる部分はありますか?それを象徴するようなエピソードがあれば教えてください。
私はこう…人間の多面的である部分がすごく好きなので、矛盾していていいと思っているんですよ。周りから見て矛盾している。じゃあ、「赤が好き、だけど青も好き。」で、いいと思うんですよ。「さっき赤が好きって言ってたじゃん」ということに、こだわらない。それはすごく極端な例なんですけど。1人が好きだし、1人は好きなんだけど、孤独。その孤独という環境に流れる空気とか、なんか湿度とか、その瞬間に流れる自分の頭の中の考えが好きじゃないということなので。なんかこう…一人は好き、孤独は嫌い。矛盾しているように感じるけど、この間にその人の魅力とか個性が詰まっている。それが「私」っていうことだと思うので、ものすごく共感できるし、素敵だなって思います。
Q5. 池田エライザさんはモデル、俳優、歌手、映画監督、エッセイなど、多岐にわたる活動をされていますが、数々の挑戦をする中で壁にぶつかった時、人から支えてもらって救われた経験があれば教えてください。
たぶん…基本的に私1人じゃ成立しないお仕事で。常にたくさんの方の思いやりとか配慮の元、表に立たせていただいているので、そのおかげで、そのパワーのおかげで壁だと感じないんですよ。目の前に立ちはだかるものがチャンスになるんですね。新たな挑戦が現れた。これをみんなでどう面白くしていこうかって考えられるほど恵まれているんだなと思うし、人間作り、人間関係を構築することをサボらずに大切にやってきた自負があるので、めちゃラッキーやなって思うし、救われすぎている。だって写真を撮ってもらっている時の「かわいい」ひとつやっぱり嬉しいし、ドラマとか映画が上映された時のコメントひとつに本当に胸を打たれるんです。ライブに来てくれるのもそうだし。そこには誰かの人生の時間が存在するので、それを私に分けてくれて、さらに心まで寄せてくださっているという。なので、毎日何かしらの瞬間で救われていると思います。なんで、わたし最強です!
Q6.
池田エライザさんは今年で20代最後の一年を迎えましたが、20代の一番の思い出は何ですか?
また、30代のうちに叶えたいことを教えてください。
20代の一番の思い出を作りたいなって思っていて。なので、あまり積極的にお休みをとったりして来なかったんですね。お仕事が不得意なことだからこそ、すごく楽しくて、ずっと習い事を習っているみたいな感覚で。なので、サボり上手になりたいなと思って。一時期ギャル活にハマっていたので、ギャルマインドをとことん勉強したりとか、自分が実践しなさそうなことをあえてやってみるっていうのでギャル活やっていたんですけど。なんですかね。屋形船から花火を見るとかもやってみたかったんですけど、ちょっと勇気がでなくて。ちょっとこれからいい案があったら是非教えていただきたいです。20代最後を飾れるような体験があったら是非私に教えていただきたいなと思います。30代のうちに叶えたいことは、どんどんチャランポランになって、どんどん適当になりたいなと思っています。真面目を卒業したいです。
Q7. 最後にこのCMをご覧になる皆さまへ、メッセージをお願いします。
今回このCMのお話をいただいた時に、フコク生命さんが皆さまに届けたいと思っているメッセージに私はすごく共感して、これを歌の力でどんどんどんどん大きくして、「皆さまに届け」という気持ちで精一杯歌わせていただいたので、皆さまの心に少しでも届いたらとっても幸せです。是非たくさん見つけてご覧ください。
Profile
池田 エライザ(いけだ えらいざ)
1996年生まれ、福岡県出身。
2009年、モデルオーディションでグランプリを獲得し、ファッション誌の専属モデルを務める。俳優としても活動し、主な出演作に、映画『ルームロンダリング』『真夜中乙女戦争』、ドラマ『FOLLOWERS』『名建築で昼食を』『祈りのカルテ』、『海に眠るダイヤモンド』など。また、映画監督としての顔を持ち、「ELAIZA」名義で音楽活動も行う。NHKでは『The Covers』、よるドラ『古見さんは、コミュ症です。』などに出演。2025年のドラマ『舟を編む ~私、辞書つくります~』では、辞書編集部に異動を言い渡された出版社員・岸辺みどり役で主演を務める。
Music
アンジェラ・アキ
バイカルチュラル(日本とアメリカ)の個性派シンガー・ソングライター / ミュージカル音楽作家
2005年にシングル「HOME」でメジャー・デビュー。
2006年にデビュー・アルバム『Home』をリリース、60万枚を超えるロングセラーを記録。
2007年に発表したセカンド・アルバム『TODAY』は初のオリコンチャート1位を獲得。
2008年には、「NHK全国学校音楽コンクール中学生の部」の課題曲に書き下ろされたシングル「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」がプラチナディスクを獲得。世代を超えた大ヒットロングセラーとなる。
2024年5月から全国公開となったオリジナルミュージカル作品『この世界の片隅に』の音楽を担当。今、最も重要なシンガー・ソングライター/ミュージカル音楽作家である。
