とても素晴らしい楽曲ですし、歌詞の一つひとつ、音の粒の一つひとつがすごく綺麗な曲だなと思ったので、歌い上げるというより、こういうメッセージがこもっているんだよというのが、より伝わりやすくなるように意識していました。やっぱり野田洋次郎さんの歌は、まっすぐ伸びやかで、日本語の素晴らしさや、生きているっていいものだなと思わせてくれるような素晴らしさが、いつも込められているので、その世界観は崩しすぎないように、なるべく丁寧な気持ちで向き合いました。
本当にたくさん素晴らしい曲があって、私が語るのもすごく恐縮なんですけれども、(野田洋次郎さん)ご本人の人柄の素晴らしさも滲み出ているなと常々思います。生きる上での美しい部分を描くだけじゃなくて、ややこしい部分や、人間と人間だからこそ起こりうる難しさみたいなものをきちんと描いた上で、だからこそ生きるっていいよね、といった問いかけをいつも感じています。今回は少しシンプルなアレンジになっているのですが、原曲の「正解」は合唱曲でもあるので、そういう音楽的なアプローチも本当にいつも、あっぱれというか、感動しますね。
難しい。正解は、その都度はあると思うんですけど、でも正解がわかっちゃうと楽しくないよね、というのもあるので、正解を叩き出そうともがいたり、考えたりすることが、一つの正解でもあるのかなと思います。それが正しくなかったとしても、人生においてはその行動自体が正解なのかなと考えようとすると、悲観的になりすぎずに、うまくサバイブできるのかなと思います。けれど、どうなのでしょうね。いろんな、人それぞれの正解があるから面白いですよね。
そうですね、気にしすぎ時代。気にしすぎな部分がある自分だからこそ、あまり人に頼ることができなかった20代を過ごしていたなと思うんですけど、気にしすぎていることを笑い飛ばしてくれたり、それは嘲笑ではなく、「あ!また気にしてるー」と言ってくれる友達ができたり、「それも、いい部分の一つだよね」と言ってくれる、そういう環境に出会えたことによって、気にしすぎる自分も好きと言えるようになったし、多少気にしなくても楽しい時間を過ごせる環境に身を置けたな、と。今の私はそう思っているので、気にしすぎることは、何かしらの愛情の形でいいことだと思うし、息抜きできる場所があったら、もっといいよね、と思います。バランスなのかな、と思います。
まだ年越しそばを食べて、そんなに時間が経った感覚はないんですが、今年の上半期は非常に楽しかったです。今まで、お芝居であったり、お仕事でアウトプットする機会がとても多かったので、ちょっとインプットが足りてなくて、栄養不足になっているところがあったんですけど、たくさんの本を読んだり、色んな人に取材できたり、すごく学ぶことを意識して取り組んだ半年だったので、10年前の自分とのキャパシティの違いを感じて落ち込んだりもあったんですけど、すごく学ぼうという姿勢を改めて持てた、フレッシュな上半期だったなと思います。下半期は、またお芝居に戻っていくので、挑戦を恐れずに、とにかく健康を大事にしてシャカリキに頑張りたいですね。結構、挑戦が怖くなっていく節を自分でも感じているので、なるべく「やったんで!」みたいな気持ちは持って頑張りたいです。
やはり、今回RADWIMPSの「正解」という曲を、CMの中で口ずさませていただいているんですけれど、その言葉一つひとつが、皆さんの心にあるモヤモヤであったり、色んな気持ちを救い上げてくれる力があると、私は信じて今回やっていますし、ちょっと寂しげな空気感はあるけれど、きっと皆様に少しポジティブなパワーが届くといいな、と思っているので、皆様ぜひご覧ください。
やっぱり、友達の気持ちに寄り添う時の正解を探す過程というか、その葛藤みたいなところを、今回、CMの中では切り取っていただいているんですけれども、すごく共感できる部分もあって。「どうしたの?聞こうか?」「何があったの?」って、すぐ駆けつけたい、寄り添いたいという気持ちもあるけど、もしかしたら今は一人になりたいんじゃないかなとか、言いづらいことかもしれないし、その瞬間に「どうしたらいいんだろう」って思うのってすごく人間的で。でも、友情としてすごく美しい形というか。CMっていうのは、15秒であったり30秒であったり短い時間ではあるので、その中で、きゅっと伝わるような演出に今回なっているので。私も日常を切り取ってもらっているような感覚だったのがすごく印象深かったです。(撮影では、)窓際に寄りかかっているシーンがあるんですけど、いい感じの風が吹いてほしいなと思って、冗談で風に向かって「来い!」ってやったら、ふわっーって風が吹いて(笑)。すごく、なんでしょう、気恥ずかしかったです(笑)成功した時の方が照れくさいですね。本気で風を呼んじゃった人みたいになっちゃって、すごい照れくさかったです。
一つですか…?(笑)今回のCMを撮っている時に、使ってはいないかもしれないですけど、メッセージをやっぱりやめようって消して電話するじゃないですか。で、その電話の内容は、後半の方は自由だったので、「そっち行こうか?」って言ったりしていて。普段はそれがリアルだと思うんですよ。「どうしたどうした?電話しちゃった」って言って、「いいよ、そっち行くよ!話聞くよ!」なので。全部が必要で。…とりあえず、でも、電話ですかね。だってメッセージと電話できないと、どうやって会うか分からないので。一旦電話して声色を聞いて、声色でもちょっとまだ心配だなと思ったら会いに行くかな。強いて言うなら、声が聞きたいですね。
あります。応援してくださっている方が、よくお手紙をしたためて送ってくださるんですけど、医療モノのドラマを昔やった時に、すごく楽しかった作品ですし、私自身も挑戦して良かったなと思っていて。その数年後にお手紙で、「あのドラマを見て、今は私も研修医なんです」「みどり先生みたいになりたくて、今、勉強を毎日頑張っています」というお手紙をいただいた時に、泣いちゃいましたね、おうちで。そうやって、自分がなるべくいい影響を与えたいなって。お互いに与え合って、すごくいい循環が生まれたら、それほど幸せなことはないなと思っているので。それを直接文章として、お手紙として見ることができて、とても嬉しかったです。
友人は相談してくれることの方が多い気がしますね。ちょっとでも普段と挙動が違ったりすると、「どうしたの?」って自分が聞いちゃうので。それで「実はこういうことがあって」と、お話を聞くことは多いんですけど。家族に関しては、またちょっと違うんですよ。お母さんは結構何でも質問するタイプなので、「これって何?あれって何だっけ?」と言うので。私は別に、「検索したら?」って言っちゃうんですね。検索した方が正しいし、速いしと思って。でも、ある時にお母さんから「それはちょっと寂しい。コミュニケーションを取りたくて聞いているんだから、答えてほしい」って言われちゃって。反省しなきゃいけないなと思いました(笑)
私もすごく苦手で、特に新学期とか、新しい環境に行くというのはとても緊張してしまうタイプで。でも、緊張する理由が、そこに至るまでの期間に「こういうふうに見られたいな」とか、「自分はこういう風な関係を築いていきたいな」とか、理想の自分みたいなものを先に作っちゃうから緊張するんだなということに、大人になってから少しずつ気づいて。その瞬間、向こう側にいる人を見て、自分が感じたことでコミュニケーションを取っていけたら、気が楽になるし、もっと素直なコミュニケーションが取れるのかなと思って。そうできるように心がけています。
今回のCMも、フコク生命さんならではの優しさを、愛情を切り取った、とても温かいCMになっています。皆さん、ぜひご覧ください。
1996年生まれ、福岡県出身。
2009年、モデルオーディションでグランプリを獲得し、ファッション誌の専属モデルを務める。俳優としても活動し、主な出演作に、映画『ルームロンダリング』『リライト』、ドラマ『FOLLOWERS』『名建築で昼食を』『地面師たち』『海に眠るダイヤモンド』『DREAM STAGE』『九条の大罪』など。また、映画監督としての顔を持ち、「ELAIZA」名義で音楽活動も行う。NHKでは、よるドラ『古見さんは、コミュ症です。」に出演。2025年のドラマ『舟を編む~私、辞書つくります〜』では主演を務める。また、映画『九条の大罪』が2027年1月8日に公開予定。
2001年結成、2005年メジャーデビュー。
ジャンルという既存の枠組みに捉われない音楽性、恋愛から死生観までを哲学的に、情緒的に描いた歌詞で、思春期を過ごす世代を中心に幅広い層に大きな支持を受けている。
その音楽性はバンドサウンドに留まらず、新海誠監督によるアニメーション映画『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』の音楽全般を担当。劇伴音楽でも多彩な作曲性を発揮し非常に高い評価を得、それぞれの作品において第40回/第43回/第46回と三度にわたり日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。
2014年以降、海外公演も精力的に行っており、2023年には約5年ぶりに北米・ヨーロッパ・アジア・オーストラリアを巡る大規模な海外ツアーを敢行。続く2024年にはバンド史上初上陸の地域を含む中南米4都市と、日本公演含むアジア7つの国と地域を巡るワールドツアーも大成功をおさめた。
メジャーデビュー20周年を迎えた2025年にリリースしたニューアルバム『あにゅー』とトリビュートアルバム『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』では、それぞれランキング首位を獲得し大いに話題になった。
今回カバー起用された「正解」は2018年に放送されたNHK「18祭」のために書き下ろした楽曲。卒業シーズンに全国各地の学校で歌われるなど広く親しまれている。
