「相互扶助」という言葉を若年層にもわかりやすく伝えるため、Z世代を中心に発足されたプロジェクト「THEMUTUAL-Z」。馴染みのない言葉を、その人なりに解釈し、“あなたにとっての相互扶助”を見つけてもらうことを目指して日々奮闘中です。
一般的に1990年代半ばから2010年頃に誕生した世代のことを言う。生まれたときからインターネットが存在しており、幼少期からスマホやSNSに慣れ親しんできたソーシャルネイティブ層でもある。独自の価値観を持っているとも言われ、これからの時代を切り拓いていく世代として注目されている。
モルックは「相互扶助」を体感し、身近に感じられるスポーツ(=モルックって相互扶助かも?)という仮説を検証するために、みんなでプレーしました。さらに『1投につきカードを1枚引き、そこに書かれた質問に答える』という特別ルールを追加!プレーを進めるにつれ、自身にとっての相互扶助への理解が深まっていくはず…(?)
フィンランド発祥の伝統的な生涯スポーツで、運動神経に関わらずプレーできるため老若男女に親しまれています。戦略を話し合い、共に戦うことでチームメンバーとの結束を高めることができます。
▶ モルックの詳しいルールはコチラ
2030年
資料:1970年から2015年までは各年の国勢調査に基づく実績値(国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料」)2020年以降は推計値(「日本の世帯数の将来推計(全国推計2018年推計)」を基に内閣府作成。)であり、2015年の国勢調査を基に推計を行ったもの。
注:45〜49歳の未婚率と50〜54歳の未婚率の平均である。
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n=26 フコク生命調べ
21歳/大学生
結婚して子供を産んで育てる。それが、当たり前のことのように言われているから、結婚しようと思うわけではないです。「結婚」というカタチが、「結婚」以外の名前でフレキシブルなカタチで存在できる社会になれば、私はそれがアリかなと思っています。
23歳/フリーター
今は好きなことに集中したいので、結婚はしたくないです。
結婚することで、制限が多くなることはイヤだし、結婚後にパートナーとの関係性が変になってしまったとも聞くので…それだったら1人でいいかなって思います。
22歳/フリーター
結婚したいですが、大きい子供みたいなパートナーはイヤです。
パートナーとは私の負担にならないように支えあっていきたいなと思っています。ただ、私がしてあげられることは全く想像がつかないです。求めるばっかりで、だめですね…
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生涯未婚者数は増加すると予想されているが、
今回のインタビューでは、結婚したい派が多数という結果となった。
ソーシャルネイティブ世代とも呼ばれるZ世代。
幼い頃からSNSに親しんできたことで、
人のつながりを大切にする傾向があると言われており、
結婚についても前向きに捉えているようだ。
なぜ結婚したいかとの問いかけには、
「子育てなど、楽しいことを共有したい」、
「辛いことを共有できる相手がいてほしい」、
「老後にゲームを一緒にできるパートナーがほしい」など、
人生の様々な経験や感情を共有したいという声が目立った。
世間体や親のプレッシャー、経済的安定を求めるなどの、
結婚を考える理由として、かつてよく聞かれた回答は少なかった。
Z世代は、ともに楽しんだり、喜んだり、悲しんだりできる
パートナーがいる未来に幸せを描き、
結婚というつながりに価値を感じているのではないだろうか。
2040年
資料:2019年までは厚生労働省製作統括官付参事官付人口動態・保険社会統計室「令和元年簡易生命表」、2040年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」における出生中位・死亡中位推計。
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n=26 フコク生命調べ
23歳/舞台役者
何歳まで生きるかよりも、できるだけ長く健康でいたいと思っています。なので、普段からサプリを飲んだりしています。
体が動かなくなったら、何もできなくなってしまうので、60歳くらいまで生きて、その間はずっと健康でいたいですね。
16歳/高校生
100歳まで生きたいですが、歳をとっても、小さなことに幸せを感じられる人でいたいです。家族全員が一緒にいられることだったり、友達と一緒にいられること、普段当たり前に感じているつながりが大切だと思います。
20歳/大学生
80歳まで生きたいです。社会人として働くのが65歳くらいまでで、あとの5年間は夫と過ごして、その頃には孫が生まれてくるんじゃないかなって想像しています。
残りの10年間は孫の成長を見守れたら幸せだなと思います。
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「何歳まで生きたい?」という問いへのZ世代の回答は、
45歳から120歳までと、幅広い。
幸せに生きていくために必要なことは
「健康であること」や「老後の資金」など
現実的な意見が見られる。
しかし、「大切に思ってくれる人が近くにいてほしい」や
「子供に介護はさせたくない」など、
人との関係性をベースにした声も目立つ。
「人生100年時代」を生きるZ世代。
健康やお金はもちろんだが、
長い人生を共に歩んでいくパートナーの存在も
不可欠だと感じているようだ。
2065年
※生産年齢人口とは:生産活動の中心にいる人口層のことで、国際機関である経済協力開発機構(OECD)は15~64歳の人口と定義している。
資料:2019年は総務省「人口推計」(令和元年10月1日確定値)、2065年は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果。
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n=26 フコク生命調べ
19歳/大学生
人生は限られているので、自分がやりたいことに全ての時間を使いたいです。なので、やりたいことを仕事にしたいです。でもそれが、自分のためだけのことだとしたら、仕事とは言えないと思います。やりたい仕事で、人や社会の役に立ちたいです。
18歳/大学生
働くことで、社会に貢献していると思えたり、自分の存在意義を感じたりできるから、私は働いていたいですね。さらに、自分のやっていることが人のためになれば嬉しいなと思います。
25歳/映像制作
ずっとは働きたくないです。60歳ぐらいで仕事は辞めて、そのあとは遊んで過ごしたいですね。60歳が定年の時代を知っているので、なんで僕らだけ長く働かないといけないんだろう…と思ってしまいます。
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Z世代へ「働く」について聞いてみると、
「生涯現役で働きたい」、「80歳になっても働いていたい」など、
長く働くことへの前向きな回答が多く上がった。
理由を聞いたところ
「お金を稼ぐため」と、生活の安定を求める声がある一方で
「働いていないと、社会から取り残される感じがする」
「人に必要とされるなら、ずっと働き続けたい」など、
社会や人に必要とされたい、力になりたいという声が目立った。
政府の推計予測によると、
2065年には生産年齢人口が総人口の約50%まで減少するという。
その予測に対し、Z世代からは
「人口の半分が、もう半分を支えるのは大変そう…」と、
将来を心配する反応も返ってきたが、今回のインタビューでは
長く働き、必要とされる限り、自らが誰かを支えたいという
Z世代の前向きな想いを感じることができた。