公開日:2024年7月
学資保険は入るべき?加入を考える“3つの視点”
子どもが生まれると「そろそろ学資保険に入るべき?」と悩むママパパパが少なくありません。わが子の将来の夢をサポートするために、親として必要となる教育費をしっかり準備しておきたいですね。
教育費を準備する定番の方法といえば、やはり学資保険。
学資保険の特徴や、どんなタイプの方が学資保険に加入すべきなのかチェックしながら、「子どもが生まれたら学資保険に入るべきなのか?」を一緒に考えてみましょう!
学資保険は“子どもの教育資金 準備”の保険
学資保険は、子どもの教育資金を準備するための“貯蓄型保険”です。
毎月決まった保険料を積み立てることで、契約時に決めたタイミングで祝金や満期保険金を受取、これを教育資金(主に大学進学時の初年度費用)にあてます。
そもそも学資保険とは?という方はこちらをご覧ください。
ちなみに【子ども1人にかかる教育資金の総額】をご存知ですか?
幼稚園入学から大学卒業まで、すべて国公立の学校に通った場合で1,000万円弱、すべて私立校に通った場合、2,000万円以上かかるといわれています。(※1)
進路の違いで1,000万円以上も教育資金に差がでるとは驚きですね。
子どもが将来どんな進路をたどるかはわかりませんが、希望にしっかりと応えてあげるためにも、教育費は早いうちから計画的に準備する必要があります。
子どもの教育費の総額に関する詳細はこちらのコラムにて。すべて公立or私立で1,000万円以上も差が・・・。ぜひご覧ください!
3つの視点で“学資保険に入るべきか”をチェック!
「学資保険に入るべき?」と悩んでいるなら、まず次にあげる3つの視点から「わが家に学資保険は必要かどうか」早速チェックしてみましょう。
学資保険に入るべきか?・・・をチェックする“3つの視点”
- 今現在、教育資金にあてるだけの十分な貯蓄がある
- 一度決めたら有言実行!計画的な貯金が得意!
- 運用重視。教育資金も少しでも増やしたい
【check.1】
今現在、教育資金にあてるだけの十分な貯蓄がある
子どもの望む進路によって教育資金の総額は変わるとはいえ、すべて国公立の学校に通った場合でもその費用は1,000万円弱と高額です。
ちなみに、高校までの費用は月々の生活費の中でやりくりするのが一般的であり、多くのご家庭では「教育資金」というと大学進学の初年度に必要となる約200万円、または大学4年間の費用となる約400万円を準備します。
そのため、今の時点で十分な貯蓄があり、そのうち200~400万円は教育資金として大学進学時まで切り崩さず確保しておけるというご家庭は、学資保険に加入する必要はありません。
もし、まだ十分な貯金がないのなら・・・
学資保険は「現在、貯金は十分にない…子どもの教育資金の準備はこれから!」というご家庭に最適です。
学資保険を選んだママパパは子どもが0歳・1歳のタイミングで加入したケースが多く、子どもが生まれたばかりの早いタイミングで加入し、大学に入るまでの期間を利用して計画的に教育資金の準備をスタートしています。
学資保険に加入した3人に1人は「子どもが0歳のうち」。先輩パパママへのアンケート結果はこちらのコラムにて。
まだ十分な貯蓄がないご家庭にとっては、家計を支えるパパ(あるいはママ)の万が一にも備えておくことも重要なポイント。
学資保険なら契約者であるパパ(あるいはママ)に万が一のことが起こった場合、それ以降の保険料を支払わなくても、契約時に決めたタイミングで祝金や満期保険金を受け取れる保障機能『保険料払込免除』付き。万が一の際にも教育資金をしっかり確保できます。
保険料払込免除という頼もしい保障が決め手になり、学資保険に加入するママパパも多くいらっしゃいます。
“万が一”が本当に起きてしまった・・・保険料払込免除に該当した事例はこちらのコラムで紹介しています。
【check.2】
一度決めたら有言実行!計画的な貯金が得意!
高額な教育資金を貯めるのに必要なもの。それは時間(=期間)と強い意志です。
「どんなことがあっても必ず決めた通りに貯金を続ける!」そんな有言実行派タイプのママパパなら、学資保険に加入しなくても貯蓄で教育資金を準備することができるでしょう。
もし、計画的な貯金が苦手なら・・・
しかし、中には普通の貯金ではちょっと心配という方もいるでしょう。
家計にアクシデントはつきものです。
貯金は自分たちのペースで自由にできる反面、自由に引き出せるというデメリットもあります。そのため、いざ必要な時期が来たのに予定した教育資金に達していなかった・・・ということにもなりかねません。
学資保険なら、契約後は保険料が自動的に引き落とされるため、特に意識しなくても計画的な積み立てが続けられます。
貯金は途中でストップしても損することはありませんが、大切な教育資金の準備もストップしてしまいます。一方、学資保険は途中解約すると、支払った金額より払戻金が少なくなるケースが多いため、これが解約の抑止力となり計画通り積み立てが進みます。
「学資保険と貯蓄、どちらが教育資金準備に適しているのか?」はこちらのコラムにて。学資保険に向く人・貯蓄に向く人も紹介しています!
【check.3】
運用重視。教育資金も少しでも増やしたい
投資に関心や知識があり、教育資金も運用で増やしたいというママパパは、NISAや外貨建ての終身保険を選ぶかもしれませんね。運用次第では、学資保険より高い返戻率が期待できます。
もし、運用は難しそうと思うなら・・・
運用に長けた方なら問題ないものの、不慣れな方がリスクのある商品を運用するのは簡単なことではありません。
子どもの誕生で生活スタイルが一変し、初めての育児に奮闘している中、運用にもチャレンジ・・・さすがにハードルが高いですね。
学資保険はコツコツ積み立てる堅実な商品。
「教育資金を増やすリターンへの期待より、安心・安定で確実に貯められるものがいい」という考えのご家庭が学資保険を選ばれています。
このことから、もしあなたが次のタイプに当てはまるなら、学資保険はおすすめです!
- 教育資金の貯蓄はこれから・・・。今は十分な貯蓄がない
- 自力で計画通りに貯められるか自信がない
- 運用は難しそう。必要な金額を安心・確実に貯めたい
いかがですか、当てはまるものはありますでしょうか?
おわりに
子どもが生まれたタイミングで学資保険に入るべきか、多くのママパパが悩むと思います。
しかし時代が変わっても、子育てで忙しいママパパの希望は意外と変わりません。
「教育資金を確実に貯められる、シンプルで安心感のある商品がいい」
そんなニーズを持つ、貯蓄もまだまだこれからというママパパには学資保険が◎
とはいえ、学資保険にさえ入れば教育資金の準備はOK、とは断言できません。
まずはできるだけ子どもが小さいうちに学資保険に加入し、確実に貯める方法と万が一の保障を確保すること。そのうえで、次に学資保険だけでは足りない教育資金を計画的な貯蓄で補いましょう。
もし「学資保険について一度話を聞いてみたい」という場合は、フコク生命の学資保険加入相談ダイヤル(0120-259-594)へご相談ください。
加入前のママパパから寄せられた学資保険に関する疑問や質問はこちらに掲載中!
※1:【出典】幼稚園から高校まで文部科学省 「令和3年度子供の学習費調査」、大学については独立行政法人 日本学生支援機構 「令和2年度学生生活調査結果」、 文部科学省「令和5年度私立大学等入学者に係る初年度 学生納付金平均額の調査結果について」
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