しっかり知ろう!学資保険豆知識

学資保険

公開日:2023年3月

学資保険の【返戻率】【予定利率】とは?返戻率を高くするポイントも解説!

学資保険の加入を検討し始めると、なんとなく耳にするのが『学資保険の返戻率』『予定利率』という言葉。でも、その内容についてしっかり理解しているというママパパは、そう多くはありません。

この記事では、学資保険の加入前に理解しておきたい『学資保険の返戻率』『学資保険の予定利率』の説明に加え、返戻率を少しでも高くするためのポイントについてご紹介していきます!

そもそも学資保険とは?という方はこちらをご覧ください。

学資保険の返戻率とは

学資保険では毎月決まった保険料を支払いますが、この『払込保険料総額』に対して『受取総額』がいくらになるかを計算しパーセンテージで表した数字が『返戻率』です。

●受取総額:
祝金や満期保険金など、タイミングに応じて分割で受け取ったお金すべて、受け取るお金の総額を指します。

●払込保険料総額:
保険料の総額です。払い方には月払いや一括払い・一時払などがあります。

返戻率は、以下の式で表すことができます。

返戻率(%)=受取総額(祝金+満期保険金)÷払込保険料総額×100

『返戻率100%』は、支払った保険料の総額が手元に戻るという意味です。
返戻率が100%より高い場合は、支払った保険料の総額よりも多い金額を受け取ることになります(※)。

多くの学資保険は、契約時に返戻率が決まっています。
そのため、事前に返戻率を確認しておけば、満期にどれくらいのお金を受け取れるかを把握することができます。

気になる!学資保険のメリット・デメリットについては、こちらのコラムでご紹介

※実際の返戻率は「受取総額÷払込保険料総額×100(小数点以下第2位を切捨て)」で計算しており、契約者・被保険者(お子さま)の契約日における年齢、契約者の性別、保険料払込方法等によって異なります。

※実際の返戻率は、契約者、被保険者(お子さま)の契約日における年齢、契約者の性別、保険料払込方法により異なります。[ご契約例]契約者:30歳男性/被保険者(お子さま):0歳/保険期間22歳満期 兄弟割引適用なし/口振月払

学資保険の予定利率とは

一方、学資保険の『予定利率』とは、生命保険会社が契約者に約束する運用利回りのことを指します。運用によって将来得ることができる利益を予測し、これを数値化したものが『予定利率』です。

この予定利率は、バブル崩壊後は下がり続けているといわれています。
予定利率が低い場合、運用利益が多くのぞめないため、受取総額が少なくなり、結果的に返戻率も低くなってしまうといえます。「学資保険が昔ほどお得ではない」といわれる理由は、ここにあります。

しかし一方で、予定利率が低い傾向にある今でも、教育資金の準備方法として、かつ万一の場合の安心として、学資保険の人気が依然として高いのも事実。多くのママパパは返戻率だけで判断せず、安心&確実に貯められて万一に備えられる学資保険を選択しているようです。こちらの詳細はコラム「教育資金の準備は今も学資保険?知りたい!今の傾向と人気の理由」で紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

学資保険の返戻率を高くする3つのポイント

では、学資保険の返戻率を少しでも高くするポイントを具体的にご紹介します。

POINT1. 子どもが0歳のときに加入する

一般的に、できるだけ早く加入するほうが、学資保険の返戻率が高くなります。

例えば、同じ学資保険のプランでも『子どもが0歳の時に加入するか』『7歳の時に加入するか』では月々の保険料の差が6,883円になるケースもあります。(こちらの詳細はコラム「【学資保険(子ども保険)】何歳から入る?何歳まで?調査結果から加入のベストタイミングを考える」でご確認ください)

この場合、返戻率も『0歳加入:約105.1%』『7歳加入:約102.8%』と差が生じます。これを“わずかの差”と思うかどうかは人それぞれですが、絶対に貯めておきたい教育資金は少しでもお得な条件で準備したいですよね。

POINT2. 保険料の払込期間を『短くする』

保険料の払込期間を短縮することも、返戻率アップにつながります。
短期払いにすると月々に支払う保険料は高くなりますが、その分、支払う総額が抑えられるため、結果として返戻率が上がることになります。

子育てにかかるお金は、子どもの成長とともに増えていくものです。
子どもが小さいうちは、家計への負担がまだ少ない期間。この時期に少し頑張って保険料の支払いを終えることで、返戻率をアップすることができます。

ちなみに、同じ契約条件で保険料払込期間を11歳・14歳・17歳とした場合の返戻率は以下の通りです。

【学資保険 みらいのつばさJ 型/満期保険金額100万円に加入した場合】
※契約例:
契約者:30歳男性
被保険者(お子さま):0歳
保険期間:22歳満期
兄弟割引適用なし

<払込期間11歳の場合>
・受取総額:200万円コース
・払込保険料総額:182万5,956円
返戻率:約109.5%

<払込期間14歳の場合>
・受取総額:200万円コース
・払込保険料総額:186万2,448円
返戻率:約107.3%

<払込期間17歳の場合>
・受取総額:200万円コース
・払込保険料総額:1,901,688円
返戻率:約105.1%

払込期間11歳と17歳の払込保険料総額を比べると、75,732円の差となっています。

POINT3. 保険料を『まとめて払う』

保険料の支払方法は月払、半年払、年払、一時払など、さまざまな支払方法があり、この支払方法によって保険料の総額が変わります。

ちなみにフコク生命の学資保険『みらいのつばさ』には、次の3つの支払方法があります。

  • 月払:
  • 月々決まった保険料を支払う方法です。
  • 半年払:
  • 半年単位で保険料を支払う方法です。
  • 年払:
  • 1年単位で保険料を支払う方法です。

一般的に、年払などのようにまとめて支払う方が、払込保険料総額が安くなります。結果的に、受取総額に対して払込保険料総額が安くなるため、返戻率が高くなります。

ただし、保険料の支払方法やその呼称は保険会社により異なります。そのため、希望する支払方法に対応しているか、事前に保険会社へ確認しましょう。

また、『学資保険=子どものための教育資金準備』という本来の目的に立ち返り、保障性より貯蓄性を重視した商品を選ぶのも、返戻率を高めるひとつの手と覚えておきましょう。

※実際の返戻率は、契約者、被保険者(お子さま)の契約日における年齢、契約者の性別、保険料払込方法により異なります。[ご契約例]契約者:30歳男性/被保険者(お子さま):0歳/保険期間22歳満期 兄弟割引適用なし/口振月払

おわりに

学資保険の『返戻率』『予定利率』について、ご理解いただけましたか?
特に『返戻率』は、学資保険商品を選ぶうえで確認すべき大切な要素。計算式も覚えておくと良いでしょう。

併せて『学資保険の返戻率を高める3つポイント』もご紹介しました。

・子どもが0歳のときに加入する
・保険料の払込期間を短くする
・保険料をまとめて払う

また、返戻率も大切ですが、一番重視すべきは『わが家に適したプランかどうか』です!
これを見極めるには、プロへ相談してみるのが一番の早道。“わが家の場合”が気になる方はお気軽にフコク生命の学資保険加入相談ダイヤル(0120-259-594)へご相談ください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。

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