公開日:2024年7月
教育費は平均いくら?
幼稚園から大学までに準備するべき総額とは

教育費は子育て世代にとって一大出費。家計に大きな負担がかかります。
とはいえ、まだ子どもが小さいご家庭の場合、将来的に必要となる教育費の総額がキチンと把握できていないケースも少なくありません。
そこで今回は、幼稚園入園から大学進学までに必要となる教育費の目安を具体的にご紹介。必要な金額が分かれば、後はどう備えるかを考えるだけ。子どもが小さい今のうちから計画的に貯え、来たるべきタイミングに備えましょう!
公立か私立か?進路の違いでその差は1,000万円?!
一般的によく言われているのが、子ども1人につき教育費の目安は約1,000万円。
これは幼稚園・小学校・中学校・高校・大学卒業までの19年間に必要となる教育費の総額です。
ただ、これはすべて【国公立】に進学した場合の目安。
一部もしくはすべて私立に進学した場合、総額は大きく膨らむことになります。もし“すべて私立”を選択した場合、教育費の総額はなんと2,000万円以上になります。
その差はなんと1,000万円以上!
教育費を意識するのはまだまだこれから…という新米ママパパは、差額の大きさに驚かれるのでは!?家計への今後の負担増を考えると、子どもが乳幼児の時期から将来の教育方針についてしっかりと話し合っておく必要がありそうです。
ステージごとの平均教育費
教育費準備の第一歩は『いつ、いくら必要になるかを知ること』
幼稚園入園から大学卒業まで、子どものステージ別にどのくらい教育費がかかるのかを見ていきましょう。
ちなみに教育費の内訳は『学校教育費』『学校給食費』『学校外活動費』となっており、このうち『学校教育費』は学内教育のために家庭から支出した経費、『学校外活動費』は塾や習い事など費用を指します。

※ 大学…国公立:文理系、私立:文系 どちらも自宅通学
【出典】幼稚園から高校まで文部科学省 「令和3年度子供の学習費調査」、大学については独立行政法人 日本学生支援機構 「令和2年度学生生活調査結果」、 文部科学省「令和5年度私立大学等入学者に係る初年度 学生納付金平均額の調査結果について」