保険お役立ちコラム
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「生命保険に興味があるけれど、仕組みや種類が難しくてよくわからない」そんなお悩みをもたれている方は案外多いものです。
実際、生命保険の商品は非常に多く、保障の内容も様々であるため、どういったリスクに備えたいのか、どの程度の保障が必要なのかを理解し、自分にあったものを選ぶことがとても大切です。
この記事では基本となる生命保険の種類や、おさえておきたい用語についてわかりやすく解説します。「いまさら聞けない生命保険」についてあらためて理解を深めてみましょう。
生命保険とは、多くの人が少しずつ出し合ったお金を、「万一のこと」があった人が受け取ることでお互いに助け合う、相互扶助の制度です。
決められた期間、決められた金額の保険料を支払い続けることで、死亡したときや高度障害状態になったときなどに保険金を受け取ることができ、残された家族の生活などに備えることができます。
死亡や高度障害状態などに備える保険以外にも、病気やケガなどの治療に備える「がん保険」や「医療保険」、働けなくなって収入が減ることに備える「就業不能保険」、子どもの教育による出費に備える「学資保険」など、生命保険には様々な種類があります。種類豊富な生命保険ですが、どのようなときに保険金が支払われるかやどのようなものを保障の対象にするものか、などで分類することができます。このコラムでは、生命保険の基本的な分類について、できるだけ分かりやすく説明していきます。
生命保険の用語には紛らわしいものも多いので、まずは以下の5つを理解しておくといいでしょう。
「保険料」 ・・・契約者が保険会社に支払うお金
「保険金」 ・・・保険会社から支払われるお金
「被保険者」・・・保険の対象となっている人
「契約者」 ・・・保険の契約をした人(保険料を支払う人)
「受取人」 ・・・保険金を受け取る人
例えば、自分が保険料を払い、自分が死んだ場合に妻に保険金が支払われるという保険の場合は、「被保険者」と「契約者」は自分で「受取人」は妻となります。自分が保険料を払い、父が死んだ場合に保険金を自分が受け取るという場合は、「被保険者」は父、「契約者」と「受取人」は自分となります。
この他にも生命保険でよく使用される用語を下記のページでまとめておりますので、興味がある方は合わせてお読みください。
>>保険用語集はこちら
生命保険には大きくわけて以下の3つのタイプがあります。
死亡保険とは、被保険者が死亡あるいは高度障害状態になった場合に保険金を受け取ることができるタイプの保険を指します。死亡保険には、保障の期間によって「定期保険」と「終身保険」の2つの種類があります。
定期保険とは、被保険者が一定の契約期間のあいだに死亡あるいは高度障害状態に該当した場合に保険金を受け取ることができる保険です。
満期保険金はないので、保険料は「掛け捨て」となります。
保険期間中に死亡(高度障害に該当)した人のみが保険金を受け取る仕組みの保険なので、1人あたりの保険料は安く設定されており、少ない出費で万が一の場合には大きな支払いを得られるのが特徴です。
終身保険とは、定期保険のように契約期間が定められておらず、死亡した場合あるいは高度障害状態になった場合に保険金を受け取ることができる保険です。
保障が一生涯続くため加入者全員が保険金を受け取ることになるので、定期保険に比べて保険料は高くなります。そのため、満期保険金はありませんが途中解約した場合の解約払戻金※があるので、掛け捨ての定期保険とは、そこが異なる点です。
解約金は払い込み保険料総額よりも少なくなります。
当社の商品では、終身保険を特約として付加できる保険として「未来のとびら」があります。
「未来のとびら」は、様々な特約を組み合わせることができる総合保険です。
生存保険とは、被保険者が一定期間生存していた場合に保険金を受け取ることができるタイプの保険を指します。
子どもの教育資金などに備える「学資保険」や、老後の生活資金に備える「個人年金保険」などが代表的です。
本来、生存保険には保険期間中に死亡した場合の保障はありませんが、多くの学資保険や個人年金保険では、保険期間中に死亡した場合は、その時点の積立金を受取人に払戻しする仕組みになっているものが多いです。
学資保険は、子どもが15歳になったときなどの進学のタイミングに合わせて、祝い金や満期保険金などを受け取れる保険です。契約者である親に万が一のことがあった場合は、以後の保険料の払込が不要なまま祝い金や満期保険金を受け取れる点が学資保険の最大の特長です。
学資保険なら、フコク生命の「みらいのつばさ」もご検討ください。
個人年金保険は、一定の年齢に達したときから年金形式で保険金を受け取ることができる保険で、生存している間はずっと年金を受け取れる「終身年金※」、生存している間の一定期間のみ年金を受け取れる「有期年金」。被保険者の生死に関係なく決まった期間年金を受け取れる「確定年金」などがあります。
終身年金には、年金受取期間中に死亡した場合でも、一定期間は生死に関係なく年金を受け取ることができる保証期間付きのものもあります。
フコク生命の個人年金保険「みらいプラス」は申し込み時の医師の診査が不要で、ご職業の告知のみの簡単なお手続きでお申し込みいただけますので、合わせてご検討ください。
生死混合保険とは、被保険者が保険期間中に死亡した場合には死亡保険金を受け取ることができ、保険期間が満了時に生存していた場合には満期保険金を受け取ることができる生死混合型の保険です。
養老保険などがあり、満期保険金は死亡保険金と同額で、貯蓄性も高い商品と言えます。
「死亡保険」「生存保険」などの分類は、「誰が(保険期間中に保険事故にあった人または保険期間満了時に生存している人またはその両方)保険金を受け取れるか?」で保険を分類するものですが、「何を保障の対象にするか」でも保険を分類することができます。がんによる入院や手術を保障の対象にする「がん保険」、病気・けがによる入院や手術を保障の対象にする「医療保険」、長期間の入院や在宅療養を保障の対象とする「就業不能保険」など、保障の対象で分けても保険には様々な種類があります。
残された家族のための生活保障として保険に入る以外にも、独身であれば万が一働けなくなった場合の収入保障や、病気やケガで入院費用などが必要になった場合に社会保険だけでは足りない部分を補うためなど、保険には様々な使い道があります。
生命保険は具体的にどのような方に適しており、どのような役割を果たすのでしょうか。主に生命保険が役立つのは、以下のようなケースです。
万が一自分が死亡した場合、残された家族の生活には多くのお金(金銭的負担)がかかります。国の公的保険に遺族年金などの制度もありますが、それだけで生活費のすべてを賄うことは難しいでしょう。
会社員(厚生年金)の夫が35歳で死亡した場合の例を見てみましょう。
平均標準報酬額40万円(賞与を含む平均月収)
夫死亡前の生活費30万円
家族構成:夫、妻(30歳専業主婦)、子ども2人(2歳・0歳)
記載の年金額は2024年6月時点の価格で算出した新規裁定者(67歳以下)の計算上の目安額であり、実際の支給額を約束するものではありません。
会社員・公務員は、遺族基礎年金に遺族厚生年金が上乗せ支給されますが、生活費に対して不足額が生じます。
また、生活費はもちろんのこと、葬儀などにまとまったお金が必要な場合もあり、これらのリスクにあらかじめ備えておくことはとても大切です。
例えば子どもが生まれると同時に掛け捨ての定期保険に加入すれば、子どもが大きくなるまでの一定期間を比較的安い保険料で備えられます。
がんなどの生活習慣病になったときや、大きなケガなどをしたときは、国の高額療養費制度があるので医療費の出費は一定額以上になることはありません。
ただし、高額療養費制度は入院時の食事代や差額ベッド代は対象としていません。
また、公的医療保険の対象外の治療を受ける必要がある場合の医療費は全額自己負担となるので、それらについては、備えがないと費用の負担が難しくなります。また、病気で長きにわたり働くことができなくなった場合には、生活への他の影響も考えられます。
医療保険やがん保険であれば、入院など生きている間の大きな出費にも備えることができます。国の傷病手当金だけでは賄えない、入院等の長期化による収入減に備える保険である就業不能保険などもあるので、これらに併せて加入しておけばより万全の状態で病気などに備えることができるでしょう。
特約としてこれらの保険を組み合わせることができる保険に、「未来のとびら」があります。様々な保険を自分に合わせて無駄なく組み合わせたい方にはおすすめです。
子どもの教育費や老後の備えなど、将来必要になるまとまったお金を用意するために保険を活用することもできます。
掛け捨てではない積み立てタイプの生命保険は、保障額に対して保険料は高くなりますが、貯蓄と死亡などのリスクへの備えを同時に行うことができる便利な制度と言えるでしょう。
生命保険には、保障の内容などによっていくつかの種類があり、それぞれにメリットがあります。
どのようなリスクにどのように備えたいかによって選ぶ保険も異なるため、まずは自分のライフプランや必要な保障について考えてみることが大切です。
ひとつの保険で様々なリスクにまとめて備えたい場合には、必要な保険を組み合わせることができる複合型の保険がおすすめです。
フコク生命の「未来のとびら」などもご検討ください。
2025年04月14日
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