保険お役立ちコラム

生命保険と医療保険の違いは?保障内容などをわかりやすく解説

生命保険と医療保険の違いは?保障内容などをわかりやすく解説
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病気やケガ、死亡など、日常のさまざまなリスクに備える生命保険。就職したときや結婚したときなどに、将来のことや家族のことを考えて加入を検討されるという方も多いのではないでしょうか。
生命保険会社が扱う商品はさまざまで、その中に「医療保険」というものがあります。生命保険と医療保険には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、医療保険の特徴や保障内容を生命保険と比較しながら解説します。

1.生命保険と医療保険の違い

生命保険と医療保険は、簡単に言うとメインの保障の対象が死亡(および高度障害)なのか、病気やケガなのかという点で異なります。

2つの保険はどう違う?

もともと生命保険は、その名の通り生命に関する保険で死亡保険を指していました。死亡(または高度障害)のときに保険金が支払われるのが生命保険です。それに対して、病気やケガで入院したときや手術したときなどに保険金(給付金)が支払われるのが医療保険です。

また、保険金等の受取人にもそれぞれ違いがあり、生命保険では保険金を受け取るのは遺された家族などですが、医療保険で保険金(給付金)を受け取るのは家族ではなく自分であるケースが多いです。

生命保険 医療保険
メインの保障対象 死亡 病気やケガ
保険金(給付金)の受取人 家族など 自分(被保険者本人)

「生命保険」の定義は幅広い

生命保険は上記のように、もともとは万一の死亡に対する保険を指していました。しかし、現在では、医療保険、がん保険、収入保障保険など、生命保険会社が取り扱う保険商品全体を指して広い意味で使わます。

また保険には、特約といってメインの保障内容に様々なオプションを付加できるという制度があり、例えば主契約が死亡保険である商品に「疾病入院特約」という入院時に給付金を受け取ることができる特約を付加して、保障内容を充実させるということも可能です。

そのため、単に「生命保険」といった場合でも、医療保険の保障内容が含まれていることもあります。

生命保険で備えられるリスクは?

生命保険(死亡保険)で主に備えられるのは「万一の死亡や高度障害状態に対するリスク」です。

細かく分けると、生命保険(死亡保険)には、「定期保険」と「終身保険」という2つの種類があります。

契約で定めた一定期間に死亡した場合にのみ保険金を受け取れるのが定期保険であるのに対し、期間の定めがなくいつ死亡しても保険金を受け取れるのが終身保険です。

どちらのケースでも、死亡した場合や、それに準じる高度障害状態などになった場合に、保険金が支払われます。

【補足】定期保険と終身保険の違いは?

定期保険は一定の期間(例えば50歳まで、60歳までなど)に死亡した場合にのみ、保険金を受け取ることができる保険です。終身保険に比べて月々の保険料が安く設定されていて、もしも期間内に死亡した場合には、払い込んだ額より大きな保険金を得られるのが特徴です。ただし、解約時に支払われる解約払戻金などは0かほぼ無いケースがほとんどで、満期保険金がないため、保険料は基本的に「掛け捨て」になります。

それに対して終身保険は、定期保険のように期間の定めがなくいつまででも死亡保険金を受け取ることができます。保障が一生涯続きますが、その分月々の保険料が定期保険より高くなります。万が一途中で解約したとしても、定期保険と比べると解約払戻金などが多く設定されているので、支払った保険料すべてが掛け捨てになるということがありません。

  • 解約払戻金は、多くの場合、お払込みいただいた保険料の合計額よりも少ない金額になります。特に、ご契約後短期間で解約した場合、解約払戻金はまったくないか、あってもごくわずかである点に注意してください。

また、この他にも、養老保険のような「生死混合保険」という仕組みの保険もあります。定期保険のように期間の定めがあり、その間に死亡した場合には死亡保険金を、満期時に生存していた場合には満期返戻金を受け取ることができるという保険で、終身保険と同じく加入した人全員がかならず保険金を受け取れる保険です。養老保険は死亡のリスクに備えつつ、貯蓄などにも適している商品と言えるでしょう。

医療保険で備えられるリスクは?

医療保険で主に備えられるのは「病気やケガなどに対するリスク」です。

医療保険にも生命保険と同様に、一定期間保障が続くタイプの「定期医療保険」と一生涯保障が続くタイプの「終身医療保険」という2つの種類があります。

どちらのケースでもメインの保障内容としては、入院時に給付金を受け取ることができる入院保障、手術をした際に給付金を受け取ることができる手術保障などがあります。

入院保障

入院したときに、入院の日数に応じて給付金を受け取ることができる制度です。保険商品によって日帰り入院から保障が受けられるものや、ある一定の日数を超えた場合はさらに保障を受けられるものなどがあります。

手術保障

手術を受けることになった場合に一時金を受け取ることができる制度です。かかった病気の種類によって保障内容が異なるものもあります。

また、特約を付けることで、生活習慣病やがんなど、特定の疾患に対して保障を手厚くできるケースもあります。特約については、この後で詳しくご紹介します。

2.保険の特約とは

保険の特約とは

生命保険の商品に入院時に給付金を受け取れる特約を付けたり、医療保険の商品にがんへの保障を手厚くする特約を付けたりと、特約を利用することで必要に応じて様々な保障を受けることが可能です。ここでは主な特約の種類などをご紹介します。

特約の内容は生命保険会社によって異なる

特約の名前や条件、内容などは扱っている生命保険会社によって異なり、細かいものまで含めると非常に多くの種類があります。

特約を付加した場合はその分保険料を多く支払わなければなりませんが、主契約と上手に組み合わせることにより、自分の年齢や性別などの状況に合わせて必要な保障を効率よく組み合わせることができるので、メリットも多いと言えるでしょう。

同じ名前の特約であっても保険会社によって細かい内容が違っている場合や、付けられる特約に制限がある場合もあるため、加入の際には各保険会社に内容をよく確認することが大切です。

主な特約の種類

細かな内容は保険会社によって異なりますが、よくある特約には以下のようなものがあります。

生活習慣病(成人病)入院特約

がん、心疾患、脳血管疾患、高血圧、糖尿病などの生活習慣病で入院したときに給付金を受け取ることができる特約です。
主契約の医療保険や、生命保険の医療特約で受け取れる給付金に上乗せして受け取ることができるのが一般的です。

生活習慣病入院特約

女性疾病入院特約

乳がん、子宮筋腫、甲状腺の障害など女性特有の病気で入院した際に給付金を受け取ることができる特約です。こちらも主契約の医療保険などで支払われる保険金に上乗せして受け取ることができるのが一般的です。

女性疾病入院特約

がん特約

がんで入院した際に給付金を受け取ることができる特約です。こちらも主契約の医療保険などで支払われる保険金に上乗せして受け取ることができるのが一般的です。

がん診断治療特約

就業不能保障特約

入院や在宅療養が長期化し働けなくなった場合に給付金を受け取ることができる特約です。世帯主が入院などで働けず、収入がなくなってしまった場合、医療保険の給付金だけでは家族の生活費や教育費、家賃などをまかないきれないことも考えられます。就業不能保障特約はそういった場合の家計を支えるための特約です。

就業不能保障特約 はたらくささえプラス

介護特約

要介護状態になった場合に給付金を受け取ることができる特約です。年金タイプで一生涯支払われるものなどもあり、介護に必要な費用をまかなうことができます。

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3.まとめ

生命保険と医療保険のどちらに加入すべきなのかは、メインで備えたいリスクが何であるかによって異なります。

基本的にどちらも必要な保障ですが、年齢やライフステージに応じて優先順位を付けて選択しましょう。各々、特約中途付加や追加加入などで、主契約である保障以外にも自分に必要な保障を追加で組み合わせることが可能です。ライフプランやニーズに合わせて、必要な内容を選んで無駄のない保険に入ることが大切です。

フコク生命では短期入院から長期入院までハイブリッドな保障の医療保険「ワイド・プロテクト」や、必要な保険を組み合わせることができる複合型の保険「未来のとびら」などを取り扱っていますので、保険選びに迷った際にはお気軽にご相談ください。

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