保険お役立ちコラム
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医療保険とがん保険の違いを知りたいあなたは、将来の不安に備えたいと思っているのではないでしょうか。実は昭和56年以降、日本人の死因の1位は一貫して「悪性新生物=がん」であることを知っていますか。がん保険はそんな悪性新生物に対する治療費に備える保険です。
令和5年度では全死亡者の24.3パーセント、およそ4.1人に1人が悪性新生物(腫瘍)が原因で死亡しています※。医療の進歩によってがんは死ぬ病気ではなくなってきたとはいえ、まだまだ備えが重要であることがわかります。
また、がんの治療は長期かつ高額になることが多く、がんに対する保障が手厚いがん保険は非常に有用だと言えるでしょう。
その一方で、医療保険ではがん治療にかかる費用をすべてカバーできるわけではありません。長期にわたるそして高額になりがちながん治療費に備えるため、医療保険とがん保険の両方に加入している方が増えているのです。
本記事ではがんに不安を感じている方に向けて、がん保険で備えられることや医療保険との違い、そしてがん保険と医療保険を組み合わせるメリットについて解説します。
※「令和5年(2023)人口動態統計(確定数)の概況」厚生労働省
がん保険とは、がんにかかった際に通院や入院、先進治療を受けるためにかかったお金をカバーする保険です。
医療保険とは異なり、がん以外の病気や怪我に対して保険金は支払われませんが、その分保険料は安く設定されています。
がんにかかった場合の保障は手厚く、診断された時点で診断給付金(治療給付金)としてまとまった金額を受け取れます。
また、重粒子線治療など非常に高額な先進医療を受ける場合には先進医療給付金が支払われるものもあります。
がん治療にはお金と時間がかかることが多いため、がん保険に入っておくと安心でしょう。
ただし、保険の趣旨に反し、不正に給付金を受け取ろうとすることを防ぐため、90日間の免責期間(不担保期間)があることが多い点には注意が必要です。
また、最近は治療にかかった実費が保障される実額補償(実損補填)型のがん保険も注目されています。
入院費や通院費、高額な先進治療も、実際にかかった金額が保障されるといった商品です。
また、最近はがんのステージに応じて支払額が変わる商品も出てきています。
医療保険に追加して備えたい方は、すでに入っている保険のプランをよく確認して不足を補ってくれる商品を選びましょう。
がん診断一時金は、がん保険で受けられる保障の中でも最も特徴的な保障です。
がんと診断された時点で支払われる給付金で、治療を始める前に受け取ることができ、使用用途も限定されません。(治療費にも生活費にも自由に使えます。)
がんの治療は高額になることが多いため、金銭的な不安が大きい方にとっては大きなサポートになる保障と言えるでしょう。
再発の際にも診断給付金を受け取れるプランもありますが、再発時は受け取れる金額が異なることもあるので加入時に条件をしっかり確認しましょう。
がん入院給付金は、その名の通りがん治療のために入院した際に支払われる給付金です。
一般的にがんでの入院は長期間に及ぶため、多くのがん保険では支払対象の入院日数に制限を設けていません。
通常の医療保険では日数制限がありカバーしきれないことがありますので、長期入院に伴う費用負担が不安な方はがん保険に加入しておくといいでしょう。
治療給付金は、手術、放射線治療、抗がん剤治療といった三大治療やその他治療を行なった際に受け取れる保障です。
がんの治療は副作用が出ることが多いため、精神的な負担も大きくなりがちです。
治療給付金により金銭的負担の心配がなくなることで、精神的な安心にもつながるでしょう。
通院給付金は、がん治療のための通院時に受け取れる給付金です。
最近は入院日数が短くなる傾向にあり、通院時の保障があることが重要になってきています。
仕事をしながら治療を行う場合は、収入減少をカバーする上で大きく役立つでしょう。
陽子線治療、重粒子線治療など非常に高額な技術料がかかる先進医療について給付を受け取れる保障です。
2,000万円を限度額としている商品が多いですが、支払額が無制限のものや、先に挙げた実損補填型のものもあります。
女性特有のがん(子宮頸がん、卵巣がん等)について手厚い保障を受けられる特約(オプション)です。
若い方の中にはまだ「がん保険」は必要ないと思っている方が多いのですが、国立がん研究センターの年齢階級別罹患率【全がん 2018年】によれば、女性は30代からゆるやかにがん罹患率が上昇し始めます。※
できるだけ早めに備えておいた方が安心と言えるでしょう。
ただし、女性特約は商品によって内容が大きく異なるため、加入時にはそれが本当に必要かも含めて検討するのがおすすめです。
※「年齢階級別罹患率【全がん 2018年】」
フコク生命の医療保険「ワイド・プロテクト」は、入院日数に関係なく給付される入院一時給付金と、長期入院(30日を超えたとき)の場合は長期入院給付金を受け取ることができます。
短期入院にも長期入院にも備えることができ、8大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患・高血圧性疾患・糖尿病・腎疾患・肝疾患・膵疾患)については長期入院の支払日数が無制限となります。
さらに、生活習慣病や女性疾病、がん、先進医療など、さまざまな特約を組み合わせて保障を充実させることができます。
詳細については以下をご覧ください。
医療保険 ワイド・プロテクト
ワイド・プロテクトの医療保険プラン・特約
医療保険とは、ケガや病気になったときに給付金を受け取れる保険のことです。
がん保険とは違い、病気やケガの種類が限定されないため、幅広い保障を受けたい方におすすめです。
ただし、保障対象が広いぶん入院時の給付金に日数制限があったり、先進医療が対象に含まれていなかったりすることもあるので注意しましょう。
また、がん保険のように診断一時金を受け取ることはできません。
公的医療保険だけでは不安で、広くカバーしたい人に向いていると言えます。
もし医療保険だけでは保障が十分でないと感じた場合は、特約を追加することで自分好みにカスタマイズすることも可能です。
「がん特約」「女性特約」「先進医療特約」など多くの種類がありますので、自分が備えたい部分に合わせて追加しましょう。
がん保険の特長のひとつは、診断一時金が受け取れることです。
がんになった際の高額な出費が不安で、診断一時金による安心感が大きいと考える方はがん保険に加入しておくといいでしょう。
そのほか、家系にがんになる人が多い方や、生活習慣が不安定で健康に不安があるなど自分ががんになる可能性が高いと考えている方にも加入をおすすめします。
がん保険への加入を検討している方は、医療保険と組み合わせるのがおすすめです。
医療保険とがん保険を組み合わせるメリットは3つあります。
病気への備えが無駄なくできる
保険料の調節ができる
実額補償(実損補填)型のがん保険の場合、医療保険と組み合わせることで生活費なども補填できる
がん保険はA社、医療保険はB社でとすると、備えが過剰になってしまう、あるいは備えが不足してしまう恐れがあります。過不足無い備えを実現するためには、できれば同時に加入するのがおすすめです。別々に加入すると、割引などが受けられず、保険料が高くなってしまう可能性もあります。
特に、実額補償型のがん保険の場合、多額のがん治療費を補償してくれますが、自身の生活費や家族の負担は保障されません。医療保険にも加入することで、生活費や家族の負担を軽減することができるのです。
がん保険は医療保険の中でも「がん」に特化し、がんにかかったときに手厚い保障を受けられるようにした保険です。
診断時に診断一時金を受け取れるものが主流となっており、高額な治療費が想定されるがん治療の際には金銭的にはもちろん、精神的なサポートにもつながります。
最近はかかった医療費を補填する実額補償(実損補填)型の商品も注目されていますので、こちらを検討してみてもいいでしょう。
例えば、がん保険「自由診療保険メディコムプラス」(※)(フコク生命の医療保険にがん診断治療特約を付加した契約・終身医療保険とセットでご加入いただく保険)では、入院(無制限保障)でも通院(5年ごとに最大「1,000万円まで」)でもがんの治療費を補償します。
先進医療や協定病院等における自由診療の費用も補償されますので安心です。
※「MEDCOM」および「メディコム」は「自由診療保険」に関するセコム損害保険株式会社の商標です。
がん保険「自由診療保険メディコムプラス」(新ガン治療費用保険(提携用))は、セコム損害保険株式会社の損害保険商品であり、フコク生命の医療保険にがん診断治療特約を付加した契約とセットでご加入いただく保険です。単独ではご加入できませんのでご注意ください。
※支払いの対象となるがんの範囲はフコク生命の商品と異なります。
がん保険は、「広く浅く」カバーする医療保険に比べるとコストパフォーマンスが悪いと考えられることもありますが、がんに対して不安が大きい場合や、がんになったときに収入面で不安がある場合は加入がおすすめです。
また、医療保険に特約をつけることで医療保険+がん保険と同様の手厚い保障を受けることもできます。
例えば、フコク生命の医療保険「ワイド・プロテクト」なら、「がん診断治療特約」やがん保険「自由診療保険メディコムプラス」をプラスすることで、がんにしっかりと備えることができます。
ご自身にあった形で、しっかりとがんに備えていきましょう。
2025年04月16日
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