保険お役立ちコラム
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国立がん研究センターの調査によると、女性にもっとも多いがんは乳がんで、続いて多いのは大腸がんや肺がんです。
女性のがんに関する情報を以下にまとめたので参考にしてみてください。
日本人の女性が一生のうちにがんと診断される確率は51.2%となっており、つまりは約2人に1人の確率でがんになる可能性があります。[注1]
また20代後半から50代前半までは男性と比べて女性の方ががんの罹患率が高くなります。その理由は女性は乳がんなど女性特有のがんの罹患率が30代あたりから増えてくることだと考えられます。
乳がんや子宮頸がんなど、女性特有のがん罹患者は30代以降で一気に増え始めます。閉経を迎え始める40代からは子宮体がんも増加傾向にあります。
また閉経前後の40代後半以降は卵巣がんの罹患率も高まるなど、40〜60代の女性はがんのリスクが特に高いため注意が必要です。[注2]
女性のがん保険には、一般的ながん保険にもある保障に加えて、女性特有のがんに対してとくに手厚く準備できる商品が多いです。
女性のがん保険で受け取れる代表的な給付金6種類を以下でご紹介します。
がん診断給付金はがんと診断されたら受け取れる給付金です。1回目の診断でのみ受け取れる商品が多いですが、再発や転移など2回以上の診断でも給付される商品もあります。
女性向けのがん保険の場合、女性特有のがんになった場合に給付金が増額されるタイプの商品を選ぶことも可能で、診断給付金の保険金額を上げるよりも保険料を抑えて女性特有のがんに備えられるところが魅力です。
がん入院給付金はがんの治療のために入院した日数に応じて受け取れる給付金です。
一般的な医療保険の場合は入院日数に制限がありますが、がん保険の場合は日数が無制限なので、治療費が高額になりやすい長期入院でも経済的負担を減らせます。
女性向けのがん保険であれば診断給付金と同じく、女性特有のがんに対して手厚く保障することができ、女性特有のがんの場合に通常の日額に上乗せした給付金を受け取ることができます。
がん手術給付金はがんに関する手術を受けた場合に受け取れる給付金で、給付額は商品・特約等によって異なります。
女性向けのがん保険の手術給付金は、女性特有のがんで手術を受けた場合に保障が手厚くなるよう設定されているものが多いです。
がん通院給付金は、がん治療のために通院した日数に応じて受け取れる給付金で、商品によっては入院が条件となっているものもあるため注意が必要です。
がんの治療は入院だけでなく、通院で行われるものも多く、中には年単位で通院する必要がある方もいます。通院給付金があれば、治療が長期化しても費用面での不安が少なくなります。
先進医療給付金は、保険適用外で高額になりがちな先進医療を受けた場合に、自己負担となる技術料と同額を受け取れる給付金です。
実際に先進医療を受けると300万円を超えることもあります。[注3]先進医療に備えた保険料は月々数百円~とお手頃なため、万一の場合に先進医療も選択肢に入れたいのであれば備えておくことをおすすめします。
先進医療給付金は実損払いが基本ですが、保障内容によっては、技術料の何割かを交通費や宿泊費などに使うための費用として給付される商品もあります。先進医療を受けられる場所は都市部や大学病院などに限られているため、近くにあまり大きい病院が無い場合は保障内容も重視して選ぶとよいでしょう。
乳房再建給付金は乳房再建術を受けた場合に、手術給付金とは別で受け取れる給付金です。
乳房再建術には主に以下2つの方法があります。
どちらの手術も基本的に公的医療保険の対象となっていますが、手術の方法によっては自由診療となり、公的医療保険の対象とならないケースもあるため、乳房再建給付金があれば経済的な負担を減らせたり治療の幅を広げたりすることができます。
先述の通り、20代後半から50代前半にかけては男性より女性の方ががんの罹患率が高くなるというデータが存在しており、その理由は女性は乳がんなど女性特有のがんの罹患率が30代あたりから増えてくることが挙げられます。
男性もがんへの備えは必要ですが、これらのデータを踏まえると、女性は20代後半や30代といった比較的若いうちからがんになる可能性を考えて備えておきたいものです。
一般的な病気よりもがんの治療はかかる費用が大きく、長期間の治療が必要になる場合もあります。さらに女性特有の病気にかかると、男性より負担がかかる可能性があります。
女性特有の病気の例として乳がんに罹ると、乳房の再建費用、特殊な下着等が必要になるかもしれません。治療で髪の毛が抜けるのが気になって、ウィッグが欲しいと思う方もいるでしょう。
がんに罹ると不安になってしまうものですが、がん保険に加入しておけば、費用面での不安が軽減できます。乳房の再建やウィッグは生きるために必要ではないかもしれませんが、見た目が変わってしまってショックを受けて気が滅入ってしまうのであれば、手術や購入を考えるべきです。しかし、費用が気になってしまう方もいるでしょう。
また、入院や治療で仕事や家事ができなくなり、家事代行サービスを頼んだり、お子さまをベビーシッターに預けたり、収入が減ってしまったりといったことも生じるかもしれません。休むべきときに、家事や育児、仕事などをつい頑張ってしまう方にこそ、がん保険はおすすめです。
がん保険に加入する一番のメリットは、費用を気にせず治療に専念することができる点です。
女性向けのがん保険は、保障範囲や給付の条件、また女性特有の保障など多種多様な内容があるため、がん保険を選ぶ際には以下3つのポイントを押さえておきましょう。
女性向けのがん保険には、一般的ながん保険や医療保険にもある診断給付金や入院給付金などのほかに、給付金を上乗せする特約や乳房再建給付金のような女性特有の手術を保障する商品など多くの選択肢があります。
自分に合った保障を選びやすい反面、加入する前に自分に必要な保障は何かを考えて選ばないと、必要以上の保障をつけてしまい、保険料が高くなってしまう可能性があります。
最低限の確認項目として、以下3つはチェックしておくことをおすすめします。
2023年11月01日
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