保険お役立ちコラム

いつから入る?年代別がん罹患リスクとがん保険の選び方

いつから入る?年代別がん罹患リスクとがん保険の選び方
  • ワイド・プロテクト

がん保険はいつから加入するべきか、考えたことはありますか?
若いうちはまだいい、とお考えの方も多いかもしれませんが、実はがん保険は20代、30代のうちから加入するメリットの大きい保険です。
若くて健康なうちに加入を検討したほうが選べる保険商品の幅が広がります。また、がんは他の病気よりも治療費がかさむ傾向にありますので、収入が少ないときこそ備えを手厚くしておいた方が良いのです。
さらに結婚や出産など、ライフステージが変われば家計への責任も増してきます。働けなくなったときに備えて、保険に加入しておくのがおすすめです。

ただし、年齢によってがんのリスクも、入っておくべき保険の種類も変わってきます。
本記事では20代から50代までのがん罹患リスクと、年齢に合わせたがん保険の選び方をご紹介します。

1.がん保険はいつから入るべき?がんのリスクとがん保険の基本知識

(1)年齢によるがん罹患リスクと、治療の経済的負担について

一体、がん保険にはいつから加入するべきなのでしょうか。
若いうちはがんになりにくいとお考えの方が多いかと思いますが、実は女性は30代から緩やかにがんリスクが上がり始めます。(男性は50代から急激に上昇します。)

また、独立行政法人 労働政策研究・研修機構 「病気の治療と仕事の両立に関する実態調査(WEB患者調査)」(2018年7月)によれば、がん患者の53.5%が連続した2週間以上の休職を取得しており、44.5%が休職期間中の経済的状況について「日常生活を維持するうえで困難を感じた」と回答しています。
がんは治療費が高額になりかつ収入も途絶える(減少する)傾向にあり、がんになってしまうと経済的な打撃も大きいため、20代、30代のうちからがん保険に加入してしっかり対策しておくことが重要です。

(2)がん保険で備えられること

では、がん保険ではどのようなリスクに備えられるのでしょうか。
そもそも「がん保険とはどんな保険か」というところから解説していきます。

がん保険は、がんにかかったときの保障内容が手厚い保険です。
医療保険と同様の制度である「入院給付金」「手術給付金」のほか、「診断一時金」「がん先進医療給付金」「通院給付金」などが用意されており、高額になることが多いがん治療では大きな支えとなります。
※受け取れる給付金の種類は保険によって異なります。

また、最近では実損填補型(実際に治療にかかった費用が給付されるもの)や、ステージに応じて給付金額が変わる保険、通院治療をカバーするものなど、さまざまな商品が登場してきました。がんに限らず、働けなくなったときの収入を保障する「就業不能保険」という商品もあります。
女性特有のがん(「乳がん」「卵巣がん」「子宮頸がん」など)に対する保障を手厚くした女性向けの商品も多いので、年齢や性別、経済状況に合わせて最適ながん保険を選びましょう。

2.20代のがん保険の選び方

(1)がん罹患リスク

20代の年齢階級別がん罹患率は20~24歳で25.4、25~29歳で43.0(※1)です(率は人口10万対)。
全がん患者に占める20代のがん患者の割合は男性0.3%、女性0.6%(※2)と高くはないですが、20代のうちは貯蓄が少ないことも多く、万一罹患したときの経済的なリスクは大きいと言えるでしょう。
※1: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患率(2019年)」
※2: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患数・割合(2019年)」
最新がん統計:[国立がん研究センター がん統計]

(2)20代でがん保険に加入するメリットと選び方

がん保険に限らず、医療保険は一般的に若いうちに加入した方が保険料が安くなります。また、健康に問題を抱えていないことが多いため、保険に加入しやすいのもメリットです。体調に不安が見つかってからでは加入すらできないこともありますので、早めに加入しておきましょう。
しかし、20代のうちは収入に不安がある方も多いと思います。がん保険に加入する場合は、貯蓄性の高い商品よりもシンプルな保障内容の商品を選んで保険料を抑えるのがおすすめです。

3.30代のがん保険の選び方

(1)がん罹患リスク

30代の年齢階級別がん罹患率は、30~34歳で78.3、34~39歳で133.3(※3)です(率は人口10万対)。
全がん患者に占める30代のがん患者の割合は男性0.8%、女性2.5%(※4)で、数としては少なく見えるものの、20代よりも女性のがん罹患率が上昇しているのがわかります。
※3: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患率(2019年)」
※4: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患数・割合(2019年)」
最新がん統計:[国立がん研究センター がん統計]

30代における全がんに占めるがん種の割合を見ても、1位が「女性乳がん」(22%)、2位が「子宮頸がん」(13%)※5 となっており、特に女性にとってがんへ備える必要性が高まってくると言えるでしょう。
※5: 国立がん研究センター 小児・AYA世代のがん罹患「罹患率が高いがん種は順に[全がんに占める割合]*」

また、30代になると家庭を持つ人も多く、収入が途絶えたときの影響が大きくなります。
男女共にがん治療で支出が増大する可能性を見据え、加入しておくと安心です。

(2)30代でがん保険に加入するメリットと選び方

30代で増加し始めるがんに早いうちから備えることができるのが最大のメリットです。
女性特有のがんへのサポートが手厚い商品もありますので、不安な方は検討してみてはいかがでしょうか。
もし収入が不安なら、保険料が安いかけ捨てタイプで保険料を抑えるという選択もあります。子どもが独立するまでは生活費や教育費がかかるため、その間だけ保険料が安いかけ捨てタイプで保障するという考え方もあります。
働き盛りの年代でもありますから、就業不能保険や、実損填補型の商品もおすすめです。

4.40代のがん保険の選び方

(1)がん罹患リスク

40代の年齢階級別がん罹患率は40~44歳で223.8、45~49歳で337.6(※6)です。(率は人口10万対)
全がん患者に占める40代のがん患者の割合は男性2.7%、女性8.7%(※7)です。(率は人口10万対)
※6: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患率(2019年)」
※7: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患数・割合(2019年)」
最新がん統計:[国立がん研究センター がん統計]
20代、30代に比べると男女ともにがんになる割合が上昇していることがわかります。

40代は子どもの進学、親の介護など、まとまった資金が必要になることが多い年代です。
20~30代に比べれば貯蓄も増えていると考えられますが、まとまった資金が必要なことを考えると、急ながん治療による家計への影響は大きいでしょう。

(2)40代でがん保険に加入するメリットと選び方

50代以降はがんのリスクが急増しますので、家系的にがんになる方が多いなど不安がある方は遅くとも40代のうちにがん保険に加入しておくのがおすすめです。

今の保険料の安さを優先したいならかけ捨てタイプがおすすめとなります。
お子さんの進学でまとまった資金が必要になりそうなど、働けなくなることに対する不安が大きければ就業不能保険も選択肢に入るでしょう。

5.50代のがん保険の選び方

(1)がん罹患リスク

50代の年齢階級別がん罹患率は、50~54歳で467.8、55~59歳で682.5(※8)です。(率は人口10万対)
全がん患者に占める50代のがん患者の割合は男性7.3%、女性11.9%(※9)です。(率は人口10万対)
※8: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患率(2019年)」
※9: 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計2024 部位別年齢階級別がん罹患数・割合(2019年)」
最新がん統計:[国立がん研究センター がん統計]

50代になると男性もがんになる割合が上がってきます。
男女ともにがんへの備えが重要になる年代と言えるでしょう。

がん先進医療は自由診療となり基本的に全額自己負担で、重粒子線治療は一回あたり300万円ほどかかることもあるなど、貯金があっても負担しきれない場合も増えてきます。
高額な治療がしっかりとカバーされる商品を選ぶと安心です。

(2)50代でがん保険に加入するメリットと選び方

50代以降はがんになる割合がぐっと上がってきますので、しっかりと備えておくと安心です。
医療保険に加入されている方は、どこまでの先進医療がカバーされているかをチェックして、足りなければがん保険への追加加入を検討しましょう。
がん保険を選ぶ際も、先進医療の治療費がいくらまでカバーされるか、また、複数回申請できるかを確認しておくのが大切です。
実損填補型の商品も視野に入れつつ選択していくとよいでしょう。

6.がん保険の選び方まとめ

年齢や性別によって、がん保険に求める内容は変わってきます。
保険料と補償内容をしっかり確認しながら、自分に合った保険を選びましょう。

もしも自分に合ったがん保険が分からない方は、フコク生命の専任担当者がお客さまに必要な保障をプランニングしますので、お気軽にご相談ください。
以下のお問い合わせフォームからご相談を受け付けております。

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