保険お役立ちコラム

個人年金保険とは|iDeCoとの違いや加入するメリットも解説

個人年金保険とは|iDeCoとの違いや加入するメリットも解説
  • みらいプラス

「老後には2,000万〜3,000万円の備えが必要」といった情報が話題になる中、多くの方が将来の生活資金に対する不安を抱えています。
中でも、厚生年金に加入していないフリーランスや個人事業主の方は、将来受け取れる年金額が少ない傾向があるため、自助努力による老後資金準備の重要性が高まっています。
そうした中で、資金を計画的に積み立てる手段のひとつとして検討されるのが「個人年金保険」です。
本記事では、個人年金保険の仕組みや加入によるメリット・注意点、iDeCoとの違いなどをわかりやすくご紹介します。

1.フリーランスが知っておきたい公的年金と保障について

「老後には2,000万〜3,000万円の備えが必要」といった情報が話題になるなか、フリーランスや個人事業主の方の中には、自分の将来の生活資金に不安を抱えているケースも少なくありません。
というのも、公的年金制度は2階建て構造(1階部分:国民年金、2階部分:厚生年金)となっており、会社員や公務員は国民年金に加えて厚生年金にも加入しています。しかし、フリーランスや個人事業主の場合は原則として国民年金のみのため、将来受け取れる年金額が相対的に少ない傾向にあるためです。

こうした理由から、「老後に向けて必要な資金をどう確保するか」がフリーランスや個人事業主特有の大きな課題の一つとなっています。そのため、自助努力で資産形成に取り組む動きが広がりつつあり、なかでも検討されることの多い手段が「個人年金保険」です。

2.公的年金について

日本の公的年金制度は2階建て構造で、フリーランスや個人事業主の方は厚生年金がない分、一般的に将来受け取れる年金額が少ないというのは、前述の通りです。それでは具体的にどの程度の差があるのでしょうか。

国民年金(平均月額) 厚生年金(国民年金含む平均月額) 差額
57,700円 147,360円 89,660円

3. 個人年金保険とは

個人年金保険とは、公的年金だけでは不安が残る老後資金を、自分自身で計画的に準備するための保険商品です。
毎月(または年払など)一定額の保険料を払い込み、60歳や65歳など所定の年齢になったら“年金形式”または“一時金”としてお金を受け取ります。あらかじめ決まった金額を受け取るタイプの商品が多いため、老後資金の目安を立てやすいという特徴があり、フリーランスや個人事業主の方に合った選択肢といえます。
公益財団法人 生命保険文化センターの「令和4年度 生活保障に関する調査(p129)」によると、個人年金保険の加入率は18.9%とされており、約5人に1人が老後資金の備えとして加入していることがわかります。
フリーランスや個人事業主の方は、退職金や企業年金といった仕組みがないため、公的年金だけでは十分な生活資金を確保できない可能性があります。そのため、個人年金保険やiDeCoなどのさまざまな制度を利用し、自分に合った手段で備えることが大切です。

4. 個人年金保険の3つの種類

個人年金保険は、公的年金に上乗せして将来の生活資金を計画的に準備したいと考える方が、選択肢の一つとして検討する商品です。
その年金の「受け取り方」によって、大きく3つのタイプに分類されます。
特にフリーランスや個人事業主の方は厚生年金に加入していないため、これらの違いを理解して活用することが将来の資金設計に役立ちます。

確定年金

確定年金は、被保険者の生死にかかわらず、契約時に定めた一定期間(例:5年・10年・15年など)にわたって年金を受け取ることができるタイプです。
たとえば10年確定年金を契約した場合、受取開始後に被保険者が亡くなっても、その後の残期間分の年金が遺族に支払われます。
このように、あらかじめ決まった年金額を確実に受け取ることができる点が特徴で、将来の資金計画を立てやすい形式といえます。
特にフリーランスや個人事業主のように、企業年金などがない働き方をしている方が、「一定額を確保できる」という点に安心感を求めて検討されることがあります。
ただし、受取期間が終了すると支払いはなくなるため、受取期間後の生活費についてもあわせて検討することが重要です。

有期年金

有期年金は、一定の年金受取期間中に被保険者が生存している場合にのみ、年金が支払われるタイプです。
たとえば10年有期年金の場合、受取開始から10年間のうち、本人が生きている間のみ年金が支給され、途中で亡くなった場合はその時点で支給が終了します。確定年金と異なり、残りの期間分が遺族に支払われることはありません。
このような仕組みから、他のタイプに比べて年金額が高めに設定される傾向がある点が特徴です(商品により異なります)。
短期間で多くの年金を受け取りたい方や、相対的に健康状態に自信がある方に検討されることもあります。
ただし、早期に亡くなった場合に受取総額が少なくなる可能性があるため、家族構成や保障の必要性も踏まえたうえでの判断が大切です。

終身年金

終身年金は、被保険者が生存している限り、生涯にわたって年金を受け取ることができるタイプです。
寿命が延びるほど受取回数も増えるため、「長生きリスク(=生活資金の長期化)」への備えを意識したい方が、検討されることがあります。
特に公的年金に上乗せして、生涯にわたる安定的な収入を確保したいと考える場合に一つの選択肢となります。

一方で、年金受取開始後に早期に亡くなった場合、それ以降の支払いは行われません。
遺族への年金支給は基本的にありませんので、「生きている間にのみ受け取れる」という性質を理解したうえでの判断が求められます。
保険料が他のタイプに比べて割高になる場合もあるため、予算とのバランスや、家族構成・生活設計に応じた総合的な検討が重要です。

5. 個人年金保険とiDeCoの違い

フリーランスや個人事業主として老後の資金を準備したいけれど、個人年金保険かiDeCo(個人型確定拠出年金)のどちらがいいのだろうと迷う方もいるかもしれません。
どちらも私的に老後資金を準備できる制度ですが、仕組みや税制上の扱いには違いがあります。加入前にそれぞれの特徴を押さえておくことが大切です。
それぞれの違いは以下のとおりです。

項目 個人年金保険 iDeCo
(個人型確定拠出年金)
受取開始時期 保険会社の取り決めの範囲で自由に設定可能 原則60歳以降
受取期間 一括受取または年金形式を選択(年金形式では有期・終身など複数から選択可能) 一括受取または年金形式を選択
運用方法 保険会社による 自分で運用商品を選択
受取額の変動 定額型:固定(元本割れは原則なし)/変額型:運用実績により変動(元本割れの可能性あり) 運用実績によって変動、元本割れリスクあり
税制優遇 所定の条件を満たせば、所得税・住民税が一定額控除の対象 掛金全額が所得控除、運用益非課税、受取時も控除適用可

個人年金保険の特徴

個人年金保険は、毎月一定の保険料を支払い、将来決まった年齢から年金として受け取れる保険商品です。
受取期間や金額が契約時に設定できるため、将来の家計設計を立てる際に資産の基礎にしやすいという特徴があります。
受取方法は複数あり、終身タイプや一定年数受け取るタイプなど、自分の希望に合わせて選ぶことができます。
また、条件を満たした場合には「個人年金保険料控除」の対象となり、年末調整や確定申告で所得税・住民税の軽減につながることもあります。
ただし、中途解約では元本割れする可能性があるため、長期の資金計画を立てたうえでの加入が望ましいでしょう。

iDeCoの特徴

iDeCoは、自分で掛金を出して、運用先も自分で選びながら老後資金をつくっていく制度です。
投資信託や定期預金など、選べる商品はさまざまで、自分に合ったスタイルで資産を運用していけるのが特徴です。
原則として60歳まで引き出すことはできないため、その点は注意が必要でしょう。
税制面ではメリットが大きく、掛金は全額が所得控除の対象になり、運用益も非課税です。
受け取るときも、退職所得控除や公的年金等控除といった優遇が受けられるケースがあります。
ただし、運用成績によっては元本割れのリスクもあるため、仕組みを理解して活用することが大切です。

6. 個人年金保険に加入するメリットや注意点

個人年金保険という選択肢は、老後の安心につながる一方で、契約前に理解しておきたい留意点もあります。
ここでは、個人年金保険に加入する際に知っておきたい主なメリットと注意点を整理し、検討時の参考としてご紹介します。

個人年金保険に加入するメリット

以下では特に押さえておきたい、個人年金のメリットを2点ご紹介します。

老後資金を確実に準備できる

個人年金保険は、定期的に保険料を払い込む仕組みになっており、生活の中で計画的に資金を積み立てていきたいと考える方にとって、継続しやすい仕組みです。
預金とは異なり、契約期間中は自由に引き出せないこともあり、目的資金を守りやすいという側面があります。厚生年金に加入している会社員などは、給与から厚生年金保険料が天引きされているため、ある意味確実な老後の資金対策を行っているといえるでしょう。フリーランスや個人事業主などで厚生年金がない場合は、個人年金保険を厚生年金の代わりとすることで、「確実な」老後の資金対策が可能です。
また、契約時に年金の受取額が決まっている商品もあり、資産価値の変動が気になる方にとって、将来の資金計画を立てる際の参考にしやすい特徴があります。

所得税・住民税の負担を軽減できる

個人年金保険の契約内容によっては、「個人年金保険料控除」の対象となる場合があり、所得税・住民税の負担を軽くする効果が得られます。
なお、契約の条件によっては「一般生命保険料控除」として扱われるケースもあります。
適用区分や控除額は契約内容や年末調整・確定申告の状況によって異なりますので、詳細は税務署や税理士にご確認ください。

個人年金保険に加入する注意点

以下では、契約時に特に意識しておきたい2つの注意点をご紹介します。

途中解約した場合は元本割れのリスクがある

個人年金保険は、所定の期間継続して保険料を払い込む商品です。
途中で解約した場合、払い込んだ保険料総額を下回る「元本割れ」となるケースもあります。
このため、契約前には将来の生活設計や収入・支出の見通しを踏まえ、無理のない保険料を設定することが重要です。

インフレにより価値が減少する可能性がある

個人年金保険は長期契約であることから、契約時に確定した年金額の実質的な価値が、将来の物価上昇により相対的に下がる可能性もあります。
特に利率固定型の商品では、年金額自体は変わらないため、将来的な物価水準によっては、当初想定していた生活費に対して不足を感じる場合もあります。
この点についても、ライフプランを考えるうえで一度確認しておくと安心です。

フコク生命の「みらいプラス」はライフプランに応じた設計が可能

フコク生命の個人年金保険「みらいプラス」は、老後資金の準備だけでなく、教育資金や住宅リフォーム、マイカーの買い替えといったライフイベントに合わせた資金設計が可能な商品設計となっています。
保険料払込期間や受取開始年齢を柔軟に設定できることから、老後資金に限定されず、将来のさまざまな資金需要に対応する手段として検討されています。

7. まとめ

フリーランスや個人事業主は、会社員や公務員に比べて公的年金だけでは老後資金が不足する傾向にあるため、早めに対策を講じることが大切です。個人年金保険は、自ら定期的に保険料を支払うことで、老後の生活資金を計画的に準備できる手段の一つとして注目されています。

たとえば、フコク生命の個人年金保険「みらいプラス」は、月々5,000円から設計が可能です。老後の資金不足だけでなく、教育資金や住宅リフォーム、マイカー買い替えなど、将来のさまざまなライフイベントに柔軟に対応できる商品設計となっています。

フリーランスとして将来の年金が手薄になりがちな方は、個人年金保険やiDeCo、NISAなど複数の選択肢を比較検討し、ご自身のライフプランや収入状況に合った老後資金の準備を進めてみてください。早い段階からの積み立てが、将来の安心につながります。

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