保険お役立ちコラム

個人年金保険のおすすめポイントと自分にあう保険の選び方を解説

個人年金保険のおすすめポイントと自分にあう保険の選び方を解説
  • みらいプラス

人生100年時代といわれる今、老後の生活資金に不安を感じる方が増えています。
公的年金だけでは十分とは言えないなかで、計画的に資金を積み立てたいと考える方にとって、個人年金保険は選択肢のひとつになるでしょう。
特に個人年金保険は、契約時に受取額や受取時期を決定できるため、公的年金に加えた自助努力の手段として活用されるケースも見られます。

本記事では、個人年金保険の基本的な仕組みをはじめ、選ぶ際に確認しておきたいポイントや注意点についてわかりやすく整理しました。将来の資金計画を立てるうえでの参考としてご覧ください。

1. 個人年金保険のおすすめポイント

将来の生活資金をどのように準備するかは、多くの方にとって重要なテーマのひとつです。
中でも、老後資金を計画的に備えたいと考える方にとって、個人年金保険は検討されることの多い選択肢です。
年金受取額を自身で設計可能な点や、万一の際の死亡保障、所得控除による税制メリットなど、制度面の特徴も含めて活用が考えられます。
ここでは、定額型個人年金保険を中心に、その代表的な特長についてご紹介します。

契約時に受取額が決定する

定額型の個人年金保険は、契約時に将来受け取る年金額があらかじめ定められているため、市場の変動に左右されず、一定額の年金を必ず受け取れる設計となっています。
このため、将来の資金計画が立てやすいという点で、検討されるケースもあります。
また、40代・50代から加入を検討される方の場合、保険料を一括で支払うことで、預貯金以上の利回りで運用しつつ、老後資金を確実に確保しておきたいと考える方に選ばれることもあります。

税制メリットがある

個人年金保険の契約内容が一定の条件を満たす場合、保険料が「個人年金保険料控除」の対象となり、所得税や住民税の負担が軽減される可能性があります。

「個人年金保険料控除」は、「一般生命保険料控除」とは別枠で扱われるため、すでに生命保険で一般生命保険料控除の枠を使用していても、控除が受けられます。
なお、変額個人年金保険は「一般生命保険料控除」枠のため、すでに生命保険で一般生命保険料控除を限度額まで使用していた場合は控除を受けられないため注意が必要です。
ただし、契約の内容によっては個人年金保険でも「一般生命保険料控除」として扱われるケースもあるので、適用条件や上限額については、あらかじめ確認することが大切です。

死亡時に給付金が支払われるケースもある

個人年金保険の中には、保険料払込期間中に万が一被保険者が亡くなった場合に、積立金やそれに相当する金額が支払われる設計になっている商品もあります。
また、年金受取期間中に被保険者が亡くなった場合でも、契約内容に応じて、遺族が残りの年金を受け取れるしくみになっている場合もあるのです。

2. 個人年金保険の加入率と必要性

人生100年時代といわれる現代において、将来の生活費をどのように準備するかは、多くの方にとって重要な課題のひとつです。
特に老後資金に関しては、公的年金だけでは十分とは言い切れない状況が見えてきています。

厚生労働省の調査によると、令和5年度の1人当たり年金平均受給額は、国民年金が月額57,700円、厚生年金(基礎年金含む)が月額147,360円※1。また、65歳以上夫婦2人分の令和7年度の標準的な公的年金受給額は約23.3万円※2となっています。
一方、夫婦2人の場合の老後必要な生活費は月額約28.7万円※3、さらに旅行や趣味などを含む“ゆとりある老後生活”には月額37.9万円※4が必要とされています。

夫婦2人世帯の月額生活費 夫婦2人世帯の公的年金受給額 不足額(月額) 不足額(年額)
一般的な生活の場合 約28.7万円 約23.3万円 約5.4万円 約64.8万円
ゆとりある生活の場合 約37.9万円 約23.3万円 約14.6万円 約175.2万円


このように、公的年金だけでは生活費との間に大きな差が生じる可能性が高く、生活水準や支出内容によっては不足感が大きくなります。
特に自営業やフリーランスの方など、厚生年金に加入していない働き方の場合、自助努力による準備がいっそう重要になるでしょう。
こうした背景から、将来に向けて計画的に資金を積み立てる手段として、個人年金保険の活用を検討されるケースが増えているのです。

  1. ※1

    :厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

  2. ※2

    :厚生労働省 報道資料「令和7年度の年金額改定について

  3. ※3

    :総務省統計局「2024年家計調査 家計収支編」(消費支出額+非消費支出額)

  4. ※4

    :公益財団法人 生命保険文化センター「令和4年度 生活保障に関する調査

3. 自分に合う個人年金保険の選び方のポイント

将来に向けた資産形成を目的に個人年金保険の加入を検討する際は、自分にとってどのような備えが必要かを見極めたうえで、契約内容を決定することが重要です。
保険料の支払い方法や年金の受取形式は商品によって異なるため、ライフプランや資産状況に合わせて無理のない設計を心がけることが大切です。
以下では、検討時に押さえておきたい主なポイントを紹介します。

加入の目的を明確にする

まずは、個人年金保険を通じて何に備えたいのか、目的を明確にしておく必要があります。
基本的な生活費の補填を重視するのか、あるいは旅行や趣味といった「ゆとりある生活」を想定しているのかによって、必要な受取額や期間が異なってくるためです。
また、貯金や退職金の有無、公的年金の見込額なども加味することで、どの程度の金額を自助で準備すべきかが見えてきます。
保険を選ぶ際には、こうした将来設計と照らし合わせて内容を検討することが基本です。

保険料の支払い方法を選ぶ

保険料の支払いには、「一時払」「前期前納払」「定額払」などの方法があります。
一時払や前納払では、契約時にまとまった金額を支払うことで、返戻率(※)が高めに設定されている商品も。
一方、定額払いは月払や年払で計画的に支払えるため、収支バランスに合わせて選択されることもあります。
支払い方法の選定にあたっては、単に貯蓄性の高さだけでなく、手元資金や将来の支出見込みも考慮した上で検討することがポイントです。

  • 受取年金総額÷払込保険料総額×100

受取金額の目安を把握する

令和6年度 生命保険に関する全国実態調査(生命保険文化センター)」によると、個人年金保険の基本年金額は年額105.3万円(月額換算で約8.8万円)とされています。
ただし、年金額を増やすと保険料の負担も大きくなるため、契約時には余裕のある資金計画を立てることが求められます。
個人年金保険は長期間の契約になることが多く、途中解約では元本割れとなる可能性もあるため、将来の収入・支出を含めた試算が大切です。

年金の受取方法

年金の受取方法には「確定年金」「有期年金」「終身年金」などがあり、それぞれに特徴があります。
確定年金・有期年金は、契約で定めた年数の間年金を受け取るしくみで、一定の期間資金を確保したい場合に適しています。
終身年金は被保険者が生存している限り年金が支払われるため、長寿リスクに備えたい方が選択されることも。
なお、老後には住宅ローンの完済や住まいのリフォーム、車の買い替えなど、一定額の出費が予想される場面も少なくありません。
そうした確実に備えておきたい費用に対しては、変動リスクのある投資よりも、契約時に受取額や受取時期を設計できる個人年金保険の方が、活用されるケースも多いです。

4. 個人年金保険に加入する時の注意点

個人年金保険は、将来の生活資金を計画的に準備したい方に検討されている方法であることは、これまで説明してきました。
一方で、契約内容によっては想定外の課税や元本割れが生じる場合もあるため、加入前にはいくつかの注意点を理解しておく必要があります。

受け取る年金は課税される

個人年金保険による年金受取には、受取人の立場や受取方法に応じて、所得税・相続税・贈与税などの課税対象となります。
たとえば、契約者と受取人が同一であり、被保険者が生存している状態で年金を受け取るケースでは、雑所得として所得税が発生するのが一般的です。
また、契約者と受取人が異なる場合や、一時金での受け取りとなるケースでは、相続税や贈与税が適用されることもあります。

契約者 被保険者 年金受取人 税金の種類
一括受取の場合 年金受取の場合
所得税(一時所得) 所得税(雑所得)
贈与税 年金開始時:贈与税
2年目以降:所得税(雑所得)


契約形態と課税関係の組み合わせによって取扱いが変わるため、事前に税務上の影響を確認しておくと安心です。
内容に不明点がある場合は、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。

早期に解約すると元本割れする恐れがある

個人年金保険は、長期的な資金準備を前提とした商品設計になっているケースが多く、保険期間中に途中解約を行った場合、解約返戻金が払込保険料を下回る「元本割れ」となることがあります。

特に、契約から数年以内の早期解約では返戻率が低く設定されている商品もあるため、短期間での活用には向いていない設計の商品が多い傾向です。
あらかじめ返戻率や解約条件を確認し、契約期間中に支障なく継続できるかを見極めておくことが重要です。
また、将来的に生活資金や急な出費が見込まれる場合には、他の金融商品との併用を検討するのも選択肢のひとつと言えるでしょう。

5. まとめ

個人年金保険は、老後資金の準備に加え、さまざまなライフイベントに備えた長期的な資金形成手段として検討されることがあります。
受取時期や方法を契約時に設計できるため、計画的に資産を積み立てたい方にとって選択肢のひとつです。

保険商品を選ぶ際は、保障内容や受取方法に加え、貯蓄性の指標となる返戻率にも注目することが大切です。
契約内容により異なりますが、返戻率が高めに設定されている商品もあり、将来の資金準備方法を決めるにあたって、比較の目安となる場合があります。

たとえばフコク生命の「みらいプラス」は、老後の生活費の準備はもちろん、教育資金や住宅リフォーム、車の買い替えなど、多様な資金ニーズを見据えた活用も想定された設計となっています。
契約例(※1)では返戻率130.5%(※2)とされており、資産を計画的に積み立てたい方にとって参考となるケースもあるでしょう。
詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

  1. ※1

    被保険者:25歳/保険料払込期間:30年/保険料払込方法:口座振替月払/すえ置期間:10年/年金開始年齢:65歳/年金受取期間:10年間/年金受取方法:10年確定年金定額型

  2. ※2

    実際の返戻率は契約内容により異なります。

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