この活動は、1989年度に始まった内幸町本社ビルでのロビーコンサート「フコク・サロンコンサート」から発展してきました。
「フコク生命 訪問&チャリティコンサート」とは、プロの音楽家による本物のクラシック音楽を、特別支援学校や障がい者施設の方々へお届けする「訪問コンサート」と、地域の福祉にお役立ていただくために、ご来場の皆さまから募金に協力していただく「チャリティコンサート」を、同じ地域であわせて開催する活動です。
2003年度より、「チャリティコンサート」を開催した地域の特別支援学校や障がい者施設などを訪問し、「チャリティコンサート」の出演者による「訪問コンサート」を行っております。「訪問コンサート」では、単に音楽家の演奏会をお届けするだけでなく、訪問先の校歌などを当日演奏し、音楽家と一緒に当社職員も参加するプログラムも行っております。「訪問コンサート」は、2024年度末までに通算265ヵ所を訪問いたしました。
1993年度から開始した入場無料の「チャリティコンサート」では、会場でお客さまにチャリティ募金のご協力をお願いしております。ご協力いただいた募金は、コンサート開催地の社会福祉協議会などへお届けし、地域の社会福祉にお役立ていただいております。また、コンサートのご案内や当日の受付などの運営は、開催地の支社スタッフやお客さまアドバイザーが行い、舞台上で音楽家とコラボレーションするプログラムも行っております。なお、「チャリティコンサート」の会場ロビーでは、障がい者施設などをお招きし、施設で作られた製品の販売会を行っております。「チャリティコンサート」は、2024年度末までに通算312回開催し、寄付総額は約6,690万円となりました。
より多くの特別支援学校や障がい者施設などへ「音楽の贈り物」をお届けするために、2022年度から「訪問&チャリティコンサート」のうち「訪問コンサート」のみを全国で開催しております。
コンサートに出演するのは、活動の趣旨に賛同し、当社と相互理解を深めた「フコク生命パートナー・アーティスト」です。単なる出演者ではなく、ともにさまざまなプログラム創りなども行い活動を進めていく重要なパートナーです。「フコク生命パートナー・アーティスト」は、日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーや国内外で活躍するトップレベルの音楽家で構成されております。
植村 太郎 (ヴァイオリニスト)
大森 潤子 (ヴァイオリニスト)
北村 哲朗 (バリトン歌手)
沢崎 恵美 (ソプラノ歌手)
嶋﨑 裕美 (ソプラノ歌手)
武田 美和子(ピアニスト)
竹村 浄子 (ピアニスト)
田中 梢 (ピアニスト)
土田 聡子 (コロラトゥーラソプラノ歌手)
中井 恒仁 (ピアニスト)
夏秋 裕一(チェリスト)
日本フィルハーモニー交響楽団
長谷部 一郎(チェリスト)
福崎 雄也 (ヴァイオリニスト)
益田 真理 (フルート奏者)
森本 麻衣 (ピアニスト)
山本 薫 (ヴァイオリニスト)
(五十音順・敬称略)
特別支援学校などで開催する訪問コンサートでは、生徒たちに演奏中のピアノにさわってもらったり、ピアノの下に入るなどして、ピアノの振動を直接感じてもらう機会を提供しております。生徒たちがさわるピアノは、プロの演奏家のコンサートで使用される「スタインウェイ」社製のピアノです。
また、生徒たちにヴァイオリンやハンドベルにさわってもらい、楽器を実際に演奏してもらう機会も提供しております。
通常のコンサートではホールが所有するピアノを使用して演奏していますが、当社の「フコク生命 訪問&チャリティコンサート」の趣旨に賛同していただいているタカギクラヴィア株式会社は、「フコク生命パートナー・コンサート・チューナー」として世界三大名器のひとつである「スタインウェイ」社製のピアノを、全国各地のコンサート会場まで、自社で運搬、搬入し、それぞれのピアニストの個性に合わせた調律をするなど、当社のコンサートをサポートしていただいております。
ピアノ搬入の様子。
協力:タカギクラヴィア株式会社
(フコク生命パートナー・コンサート・チューナー)