2026年4月号の「フコク経済情報」から、一部を抜粋してお届けします。
今年1月に深圳(シンセン)と上海に出張し、ヒアリングを行った。両市とも先進的で清潔、かつ樹木が多い街並みであり、人々は親切だった。
医療機器メーカーによる病院のデジタル化・AI化に向けた機器やサービス、発展途上国向けに特化した携帯電話会社の戦略、人型ロボットの開発や工場への導入状況などについて知見を得ることができた。
従業員を大切にしながら、短期的な収益ではなく、時間軸を長く考えたうえで着々と目指している事業の実現に向けた布石を打つ経営が、中国経済の発展に繋がっていると考えた。
日本のスタートアップエコシステムは、ユニコーン創出数が少なく、国際的に見て「高さのある企業」が育ちにくい構造にある。
未上場株セカンダリー市場の整備が、流動性不足と成長資金の目詰まりを解消する鍵となる。
数多くのユニコーンを創出するには、制度整備だけでなく、セカンダリー取引を活用した資金循環が実際に回り始めることが不可欠である。