マンスリーエコノミックレポート

2021年11月号のマンスリーエコノミックレポートをお届けします。

国内外経済の動向

岸田新政権の成長戦略と分配戦略

ポイント

  • 1.岸田新政権が誕生した。財政・金融政策については、アベノミクスが踏襲され、積極財政と日銀の大胆な金融緩和の組み合わせは当面変わらないとみられる。
  • 2.岸田首相は分配を特に強調する。消費性向の高い家計への所得移転による経済活性化、格差縮小による少子化進行の歯止めに繋がることも期待される。ただし、財源捻出は企業や富裕層を中心とした増税に求められ、成長阻害リスクにもなることから、中長期的な経済成長にとって成長と分配のバランスが求められる。
  • 3.分配する経済のパイ拡大も欠かせない。人口減少社会で求められるのは潜在成長力を高める改革であり、それにより持続的な成長と分配が可能となろう。

アナリストの眼

キャッシュレス決済の現状と課題

ポイント

  • 1.FinTech分野におけるキャッシュレス化の推進は金融市場を効率・活性化させる可能性があると注目が集まり、世界で重要度が高まっている。
  • 2.キャッシュレス決済は消費者の利便性向上やデータ利活用のメリットがある。だが、導入にはコストや資金繰り面で負担が大きい。
  • 3.政府の推進策やコロナ禍などによるニーズの高まりなどから、キャッシュレス決済比率の上昇が続いている。
  • 4.日本のキャッシュレス決済は、消費者と事業者共に手数料などがネックで、継続した利用・普及に至らないことが課題である。
  • 5.現状のままでは政府の掲げるキャッシュレス決済比率80%の達成は困難。拡大が期待できる決済手段の利用増加や海外のような推進策が必要である。

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