2025年12月号の「フコク経済情報」から、一部を抜粋してお届けします。
2025年の中国経済は、輸出先の分散化による底堅い外需と消費刺激策の浸透による内需の回復が支えとなり、当初の懸念に比して堅調な推移を続けた。
足元では消費刺激策の効果が息切れし、さらに固定資産投資が急速に鈍化しているが、5%程度の成長目標は達成しよう。景気対策は来年に持ち越すとみる。
4中全会では引き続き軍人事の混乱が確認された。後継者候補は示されず、習近平総書記の任期が訪れる2年後に向け政治闘争が激化するだろう。
サウナは血流促進や免疫力向上、ストレス軽減、交流機能等の効果により、身体・精神・社会面で健康と幸福を支えるウェルネス文化として注目されている。
サウナ愛好家人口はコロナ禍を契機に減少している一方、「サウナ」の検索回数は2021年以降高水準で推移しており、施設の品質のばらつき、安全・衛生リスク等の課題が克服される場合には、文化として定着する可能性を秘めている。
サウナ施設数はコロナ禍終息と共に増加基調にある。ウェルネス効果と関心の高まりを背景に、ウェルネス体験を提供する場へ進化し、今後の地方創生や観光資源として活用されることを期待したい。