マンスリーエコノミックレポート

2020年12月号のマンスリーエコノミックレポートをお届けします。

国内外経済の動向

不良債権問題とCOVID-19に奮闘するインド経済

ポイント

  • 1.2017年以降、インド経済は減速している。その背景には、銀行やノンバンクにおける高水準の不良債権比率に伴う信用収縮により個人消費や設備投資が伸び悩んでいることが挙げられる。
  • 2.このような経済環境のなか、COVID-19の感染拡大を止めるべく必要不可欠な産業を除いてロックダウンが行われたことにより、製造業など企業活動はほぼ停止した。その後の段階的なロックダウンの解除に伴い感染者数が急増しており、再度ロックダウンを行う可能性がある。
  • 3.国内経済がCOVID-19の感染拡大により影響を受けるなか、中小零細企業向けに総額28兆円規模の経済対策を発表したが、財政赤字の対GDP比率が高いこともあり、景気減速が長期化した際に更なる経済対策を打つ余地は限定的である。

アナリストの眼

ESG社債の隆盛

ポイント

  • 1.2006年の国連によって策定された責任投資原則(PRI)によりESG投資が広く認知されるようになった。
  • 2.ESG投資の対象資産の一形態であるESG社債は、固定利付債を償還日まで保有するという前提に立てば、投資時点で収益が確定し、株式のようにアップサイドは見込めない。
  • 3.ESG社債を通じて企業と投資家のブランド力が向上するというインセンティブにより、今後もESG社債の発行額は拡大していくと思われる。

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