マンスリーエコノミックレポート

2018年12月号のマンスリーエコノミックレポートをお届けします。

国内外経済の動向

安定的なタイの経常収支に潜む懸念

ポイント

  • 1.2014年以降、タイの経常収支は貿易収支とサービス収支の黒字拡大により、黒字が続いている。
  • 2.一方、同じASEAN主要国の1つであるインドネシアは経常赤字が続いており、マレーシアやフィリピンは経常黒字ではあるものの水準は高くなく、経常収支の状況は2018年の各国マーケットの動向を左右する一因となっている。
  • 3.タイのサービス収支黒字を支える旅行収支については、中国人観光客の減少がみられるが、ASEANからの観光客数が好調であり、影響は今のところ軽微である。
  • 4.米中向けの輸出が鈍化する一方、内需が堅調なASEAN向けの輸出は増加が続いているが、ASEAN主要国の内需が利上げの実施により鈍化すれば、貿易収支の悪化によってタイの経常収支黒字も縮小する可能性がある。

アナリストの眼

調整局面を迎える米国社債市場

  • 1.高水準の社債発行が続く米国IG市場では、旺盛な投資家の需要により社債スプレッドは安定して推移している。
  • 2.米国企業のファンダメンタルズは次第に悪化する見通しで、IG市場の需給バランスも軟化する可能性が高い。
  • 3.投資家にとってはどの程度の調整局面になるかを見極めることが重要だ。

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