2026年6月号の「フコク経済情報」から、一部を抜粋してお届けします。
マレーシアの2025年実質GDP成長率は前年比+5.2%に加速した。国内需要は底堅く、輸出も電気・電子製品を中心に旺盛な需要に支えられ、好調に推移した。
2026年も引き続き輸出は堅調に推移する見込みで、2030年までの政府中期計画の経済目標は達成可能な水準にある。ただし、不透明な外部環境が継続した場合には一時的に減速する可能性もある。
同国経済をさらにもう一段階加速させるためには、さらなる経済の効率化、高付加価値化を図ることが求められる。外国企業誘致だけでなく、国内企業の成長と技術蓄積も必要となる。
世界経済の不確実性が高まる中でも、人口増加、公共投資、家計・企業の強さ、安定したコモディティ収入により、オーストラリア経済は強靭である。
対外収支が構造的に改善する中、「米ドル以外の安全資産」として豪ドルの信認性が向上している。
オーストラリア州債と社債市場は、良好なマクロ環境と魅力的な利回りを背景にして、その存在感を強めていくだろう。