2025年9月号の「フコク経済情報」から、一部を抜粋してお届けします。
日本の潜在労働力人口は、労働力人口対比でも、国際比較でも小さい。労働参加率は女性を中心に今後も上昇が見込めるものの、限界がある。
人口動態的にも20~40代の就業者は減少が続く見込みである。雇用の需給バランスが需要超過であるにもかかわらず、日本の実質賃金の上昇は遅れている。
企業は自社製品・サービスの値上げを続けるなかで、分配の軸足を賃金に移すべき時である。労働分配率の引き上げも含め、一段の賃上げが個人消費と日本経済の持続的な成長のために必要であろう。
生成AI技術の著しい進化がヒューマノイドロボットの可能性を開き、第4次ロボットブームが到来。
世界的な生産年齢人口の減少がヒューマノイドロボットへのニーズを押し上げ。
現状ではヒューマノイドロボットの実用化には課題が多い。
産業用ロボットで高いシェアを誇る日本勢は、ヒューマノイドロボットでは出遅れている。