マンスリーエコノミックレポート

2020年4月号のマンスリーエコノミックレポートをお届けします。

国内外経済の動向

新型肺炎の影響で下振れる日本経済

ポイント

  • 1.2020年1~3月期の日本経済は、新型肺炎の影響に伴うインバウンド需要の減少や、サプライチェーンの混乱による輸出減少に加え、国内感染拡大を受けた自粛ムードの広がりで個人消費が落ち込み、2四半期連続のマイナス成長を予測する。
  • 2.4~6月期での新型肺炎問題の収束を前提とすれば、2020年度入り後も新型肺炎の影響は残るためV字回復とはいかないが、東京五輪・パラリンピック開催に伴う需要増加などもあり、緩慢ながら持ち直しの動きになるだろう。
  • 3.最大の不確定要素は新型肺炎の感染拡大であり、長期化・深刻化すれば、企業業績の下振れが雇用・所得環境の悪化や設備投資意欲の一段の落ち込みにつながりかねず、大きな影響を受けているサービス業や小売業、製造業などで企業の倒産が広がることも懸念される。

アナリストの眼

米国における戦後最長の景気拡大期のゆくえ

  • 1.米国経済では、堅調な住宅投資や雇用・所得環境、個人消費に加えて、緩和的な金融政策により景気拡大が続く下地は出来ている。
  • 2.インフレ率の急速な上昇や資産価格の過熱感などはなく、米国経済における不確実性に対して、FRBが機動的な金融政策を実施できる環境にある。
  • 3.新型コロナウイルスの感染拡大が広域かつ長期にわたると景気後退リスクは格段に高まることから、今後も感染動向を注視しなければならない。

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