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TOP MESSAGE

社長メッセージ

軸をぶらさず、変化対応。
「自発」「独創」「利他」で新たな価値を。
次代の相互扶助を共に創ろう。

「ご契約者本位」という想い。
「相互会社」のこだわり。

フコク生命は、創業以来「相互会社」という会社形態を貫く日本で唯一の会社です。2023年11月に創業100年という節目を迎えましたが、次の100年に向け「THE MUTUAL」(ザ・ミューチュアル)というコンセプトを掲げています。「THE MUTUAL」とは共感・つながり・支えあいをベースとした進化する次代の「相互扶助」のこと。そして、創業時にこだわった「相互会社」(MUTUAL COMPANY)からとった言葉です。お互いに助け合う「相互扶助」は保険の精神そのもの。ですから、これからもこのコンセプトは不変です。

フコク生命の原点である「相互会社」へのこだわりには、実質的な創業者ともいえる第二代社長の吉田義輝の強い想いがあります。もともと株式会社形態の保険会社でトップセールスマンだった吉田が抱いたのは「保険事業で得た収益は、会社や株主ではなく保険のご契約者に還元すべき」ということ。株主が存在せず、相互扶助を基軸とする相互会社なら、利益をきちんとご契約者に還元できる——吉田は相互会社形態の保険会社を創設すべく、鉄道王とも呼ばれた財界人・根津嘉一郎に出資を要請します。戦前の日本は資本主義国家そのものであり、根津は東武鉄道や東京電燈(現在の東京電力)など幾つかの事業を手がけ、当時の日本経済に大きな影響力を持つ大資本家。根津は株式会社形態での設立を勧めますが、吉田は「相互会社」形態にこだわり続けました。実に5年の歳月をかけて根津を説得し、1923年に富国徴兵保険相互会社が創業しました。

「株式組織では、ご契約者本位を徹底した経営はできない」として設立した相互会社を、吉田の想いとともに受け継ぎ継承していくことが何よりも大切だと考えています。

軸はぶらさない。
しかし、変化対応は柔軟に。

相互会社は、株主がいないため過度な成長ではなく、ご契約者を守るための成長を志向できます。フコク生命は、安定した財務基盤のもと、個人保険分野で11年連続の増配を実施しています。これも、相互会社という形態を維持し続け、堅実経営を実践しているからといえます。

もちろん、旧態依然を是としているわけではありません。生命保険はあらゆる金融商品の中で期間が非常に長い、超長期にわたるご契約者との約束です。だからこそ軸は絶対にぶらしてはいけません。その一方、現在は変化のスピードが加速度的に上がり、社会や経済情勢、テクノロジーなどが目まぐるしく移り変わる時代です。当然、お客さまのニーズは多様化し細分化します。そうした中では、柔軟な変化対応やチャレンジは不可欠です。私はよく、フコク生命のあるべき姿を「樹木」に例えて話します。「『ご契約者本位』や『相互扶助』といった軸は幹にあたる。『変化するニーズへの対応』は枝葉の部分。私たちは、少しずつ幹を太くして、枝葉を広げていく必要がある」と。ぶれない軸と柔軟な変化対応、一見相反するこの両立が求められているのです。

ぶれない個性で、
新たな価値を創造して欲しい。

フコク生命は、財務内容が良好で健全性が高いため「石橋をたたいても渡らない」というイメージを持たれがちですが、果敢な挑戦の歴史を持つユニークな存在です。それは業界初の商品開発など差別化の歴史が物語っています。フコク生命がこれからの100年に向け更なる発展を目指すうえで、職員に求めていることは「ご契約者本位」や「相互扶助」といった軸をぶらさずに日々の仕事に取り組むこと。そのうえで、変化に合わせて新たな価値や商品・サービスを生み出していくことです。私はフコク生命の社長であると同時に、人材開発本部の本部長を兼務していますが、人づくり基本方針として「自発」「独創」「利他」を掲げ、人材育成を行っています。

1995年の阪神・淡路大震災でボランティア活動が脚光を浴び、それ以降、何かあれば当然のように助け合うという風土が定着していったように感じます。そういう意味では、学生の皆さんは「相互扶助」や「利他」の精神を自然に身につけている世代です。「利他」は意識したら利他ではありません。ですから、この自然にということが非常に大切になります。

併せて、子どもの頃からPCやスマートフォンに親しんできた、デジタルネイティブな世代でもあります。自分で情報を取捨選択し発信する。これは「自発」や「独創」にあたる部分です。つまり、皆さんはすでにフコク生命が求める資質と精神を多分に兼ね備えているのです。

当社は、様々な能力を持つメンバーが心おきなく活躍できるよう、サーバント型のリーダーシップを志向する組織です。皆さん一人ひとりの個性を生かせるよう、会社全体がサポートしていきます。ぜひ個性をぶらすことなく、新しい価値の創造に思う存分取り組んでもらいたいと思います。

風通しのいい、
伸び伸びとした社風。

思い返せば、フコク生命に入社してからの私はまったく空気を読まない人間で、いわゆる世のサラリーマン像とはかけ離れていたように感じます。ゴルフもカラオケもしないですしね(笑)。そんな私が社長に就任した際には、友人はもとより経済誌の記者からも驚かれたものです。そのせいか、私に対して、自身の考えをぶつけてくる職員も多い。私が首を縦に振らないと、いつまでも張り付いて離れない職員もいるくらいです。こうした社風やカルチャーは、フコク生命の大きな魅力だと思っています。皆さんが先輩職員と接する際には、こんな雰囲気をぜひ感じ取っていただきたいですね。きっと職員一人ひとりの気質と温かさが醸し出す、風通しのいい伸び伸びとした社風を感じ取ってもらえると思います。

フコク生命のぶれない軸に共感し、次代の相互扶助に向け、ともに新しい価値を創造していく。そんな学生の皆さんとの出会いを今からとても楽しみにしています。