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CAREER INTERVIEW

吉野 悦子

契約サービス部 保全サービスグループ 課長
1992年入社/家政科卒
※所属等は取材当時のものです

入社1〜24年目

小岩支社(のちに東京東支社)

家族のような雰囲気の中で、
広く経験を重ね、お客さまアドバイザーに寄り添う。

身内が生命保険業界で働いていたこと。それが、フコク生命を志望したきっかけでした。描きたいキャリアがあったわけでもなく、仕事のイメージは「ごく普通の一般職」。いずれ課長になることなんて、当時は想像すらしていませんでした。入社後は会計業務に始まり、料金、新契約、保全、営業人事など、様々な担当業務を経験しました。当時はまだフコク生命にお客さまセンターがなく、お申出の電話が支社に直接かかってくる時代でした。その対応も行いながら、まずは「迅速・正確・丁寧」という、事務仕事の基本を自分に染み込ませていきました。失敗も沢山しましたが、そのたびに同僚や先輩から食事に誘ってもらったり、ご自身の失敗談を引き合いに励まされたりと、まるで家族のような雰囲気にずいぶん救われたことを覚えています。25年に及ぶ支社勤務で、もっとも印象に残っている仕事を挙げるなら「営業人事担当」でしょうか。営業職である「お客さまアドバイザー(以下、AD)」の新人研修から退職まで、文字通りすべてに関わりました。所属支社の管轄には約220名ものADがいたのですが、ほとんどの方と親しくなり、仕事のアドバイスを送ったり、私生活の相談に乗ったりもしました。街を歩いていてお客さまに出会い、ADについてお褒めの言葉をいただくと、自分のことのように嬉しかったです。

入社25年目

東京東支社 副長

立場が変わったことで気づいた、
目の前の仕事の「先」にあるもの。

副長というポジションになりました。仕事の内容に大きな変化があったわけではないのですが、会議や打ち合わせに出席する機会が増えました。出席することで自分が行なってきた業務や、作成してきた資料、それらが何のために必要だったのか、背景がとても明確になりました。背景がわかると、必要な資料を先回りして準備することもできるようになります。会議に出席できる事務員は限られていたので、出席できない事務員にも内容を連携し、私と同じようにクリアな状態で仕事に臨める環境づくりを行いました。また、ADからの相談にも、引き続き応え続けていました。仕事のことはもちろん、人間関係も、私生活についても。若い女性が多かったので、特に働き方について悩みを打ち明けられることが多かったですね。難しい相談もありましたが、一人ひとり、真摯に向き合うことを強く心がけていました。

入社26〜27年目

契約管理部 収納管理グループ 副課長

本社への異動。
突然の激務に教えられた、支え合う社風。

ついに、本社への異動となりました。事務の仕事に変わりはありませんが、畑が大きく変わり、副課長としての責任も加わります。それでも、せっかくもらった光栄なチャンス。リスタートを切るつもりで着任しました。任された役目はチームリーダー。チームが主に手がけるのは、失効した保険契約を効力のある状態に戻す「復活」、住所や口座、お支払い方法などの「変更」、そして「第二連絡先登録」。その中でも、着任してすぐに業務量が膨れ上がったのが「第二連絡先登録」でした。第二連絡先登録とは、何らかの理由で契約者さまと連絡が取れなくなった場合に備え、ご家族などを第二連絡先として登録するというものですが、その重要性の高さから全国で一斉にお客さまへの呼びかけを行った結果、予想以上の登録依頼が押し寄せたのです。それまでは一人でも対応できるくらいの作業量だったのが、チームでも追いつかなくなり、とうとう部署総出で乗り切りました。大変な思いをしましたが、何かあれば助け合うフコク生命の良さを本社でも実感できた、忘れられない出来事です。

入社28〜29年目

東京湾岸支社 内務次長

経験とコミュニケーション力のすべてを、
内務次長という仕事に注ぐ。

内務次長とは、簡単にいえば「事務の責任者」。支社における、事務業務のすべてに責任を持つ存在です。その仕事を自分で経験してみて、これまで接してきた歴代の内務次長を尊敬し直しました(笑)。支社事務員時代の私は、様々な意見を内務次長に伝えてきました。もちろんそれは、仕事や部署をさらに良くしたいという思いから。でも、意見を出すことに比べて、その意見を形にしていく内務次長がどんなに大変だったのか、ようやく実感できました。また、マネジメントを背負う立場として、コミュニケーションの大切さも再認識しました。私は幸い人見知りではなく、誰かと接することが好きなタイプ。これまでに積み重ねてきた経験に加え、私自身の性格も、業務に大いに役立っているのかなと思います。

入社30年目〜現在

契約サービス部 保全サービスグループ 課長

今度は背中を押す側として、
メンバーのキャリアを支えていく。

解約や貸付、配当、名義変更などの保全業務を行うグループで、課長を務めています。現場経験のないメンバーに「この請求書にはどんな背景があるのか」といったことを教えていると、点と点がつながっていくことを感じ、嬉しくなります。いまの私が大切にしているのは、自分のことよりも、メンバーのキャリアを考えること。入社当時の私には、目指すキャリアも会社でのビジョンも、具体的なものはありませんでした。「10年働けばいいかな」と考えていたくらいです。けれど、周囲の計らいによって様々な経験を積み、上司に力強く背中を押してもらい、いまの自分を築くことができています。今度は私が、背中を押す側になりたいと思っています。

これから

現場のリアルを伝えながら、
お客さまに寄り添った組織づくりを。

私自身の経験を少しでも多くの方へ伝え、キャリアアップを目指すエリア職を増やすこと。また、縦割りではない組織づくりを考えています。本社には様々なプロフェッショナルがいますが、専門性が高くなるほど視野が狭まり、お客さまのことが見えなくなるリスクを感じています。組織のあり方でお客さまを振り回すことがないよう、まずは私が現場で感じたリアルをしっかり伝えていきたい。たった1枚の書類の先に、どんなドラマが隠れているのか。それを感じることで、お客さまに与える影響がイメージできると考えています。

あなたがブレずに貫いてきたことは?

フコク生命が永遠に続くために。

東京東支社で働いていた時のこと。フコク生命の「お客さま基点」について、上司と話す機会がありました。その時上司が、「本当のお客さま基点って絶対に会社が無くならないことだよね。」と言ったのを覚えています。生命保険契約が続くかぎり、お客さまへ約束した保険金や給付金を確実にお支払いしていく——そんなフコク生命の責務を思えば、会社が無くならないことはもっとも基本的なお客さまへの貢献です。この時以来、「フコク生命が永遠に続くために今自分が何をするべきか」を考えることが、私にとっての大きなテーマです。