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CAREER INTERVIEW

野崎 誠一

有価証券部長
1997年入社/経済学部卒
※所属は取材当時のものです

入社1年目~2年目

人事部厚生課

ドラマティックな職場で、
やりとげる力を身につける。

入社後、人事部厚生課に配属されました。主に健康保険に関わる業務で、病気や怪我、出産などに際して、約1万5000人の職員の生活を保障する社会保険の事務手続きを担当しました。驚かされたのは、上司や先輩がどこまでも真剣に業務と向き合っていること。激しい議論も恐れることなく、ひとつになって課題の解決に取り組むドラマティックな職場でした。初めて目にした社会人のあり方に刺激を受けながら、私自身も、目標に向かってやりとげる力を鍛えることができたと思います。一方で、温かみのある人間関係の中でたくさんの先輩と交流を重ね、この先も私を支え続ける人脈を築くことができました。

入社3年目~7年目

熊本支社 主任

支社だから実感できた「現場」の大切さ。
将来につながる資格にも挑戦。

熊本支社へ異動。保険契約の確認などに関する事務を行う「新契約」を担当しました。契約書類に不備がないかどうか、迅速かつ正確にチェック。同時に、お客さまの職業や家族構成などを把握し、保険加入の可否を査定する業務です。こうした支社での仕事を通じて、保険会社の仕組みに対する理解を深めました。同時に痛感したのは、生命保険ビジネスにとって「お客さまアドバイザー(以下、AD)の存在がいかに大切か」ということ。営業職員であるADは、お客さまに寄りそう保険営業の最前線です。ADを通じたお客さまの声を知ることで、業務に向き合う姿勢も変わりました。その重要性を肌で感じることができたのは、支社だからできた貴重な経験でした。 また、この時期に証券アナリストの資格も取得しました。「将来は資産運用に携わりたい」と考えてのことです。フコク生命は、古くから資産運用にも定評のある保険会社。マーケットに向き合い、運用収益を生み出すダイナミズムに、私は強く惹かれていたのです。この時に資格取得を通じて身につけた知識は、やがて業務の中で活きていくことになります。

入社8年目~11年目

総合企画室 調査役

社内変革活動「フコク維新」を推進。
社外では、海外視察で人脈を築く。

2005年に始まった社内変革活動「フコク維新」。生命保険業界を巡る激しい競争環境の中で、勝ち残っていくために何が必要か。どんなアクションを起こすべきか。それを徹底的に考え、実践しようという活動です。私はその事務局を務め、旧態依然とした風土を打破することを目指しました。いまではフコク生命の揺るぎない価値観となった「お客さま基点」も、このフコク維新から生まれたもの。すべてにおいて十分な成果を挙げたとは言い切れませんが、その先のチャレンジに活きる、貴重なレガシーを生みだしたと思います。
また「ベンチマークツアー」と称して、北欧の先進企業を視察したのもいい思い出です。日本のメーカーやインフラ企業の方々と同行したのですが、これを機にお付き合いが続いています。視察そのものよりも、築いた人間関係のほうが私にとっては宝物かもしれません。

入社12年目~13年目

株式部 調査役

アナリストとして、投資先を評価。
念願だった資産運用の舞台へ。

念願だった「資産運用」に携わることになりました。日本の株式を投資対象としてリサーチする、アナリスト業務です。投資先や投資先候補の企業を実際に訪れ、各社の業績や経営戦略について議論する機会も豊富でした。前の部署では自社のこれからを描いてきましたが、今度は「他社の将来性を評価する」業務。これまでの経験をベースにしながら、客観的に企業を分析する力をさらに高めることができたと感じています。

入社14年目~16年目

ニューヨーク現地法人
(フコク生命インターナショナル(米国)株式会社) COO

COOとしてニューヨークへ。
圧倒的なダイナミズムに鍛えられる。

常務(現・社長)の「これからのビジネスに英語は必須。君も現地で学んでくるといい」というアドバイスに背中を押され、ニューヨークへ。現地法人のCOOとして経営に携わったほか、米国株のアナリスト、米国債・社債のファンドマネージャーも務めました。中でも強く印象に残っているのはアナリスト業務。米国の企業を訪問してヒアリングを行うのですが、誰もが知るテック系の巨大企業で、トップに近い立場の方と対面する機会もありました。圧倒されましたが、おかげで度胸もついたと思います(笑)。この時に私が大きな将来性を感じた企業は、やがて世界経済を牽引し、人々の生活に大きなインパクトを与える存在にまでのぼりつめました。自分の評価が間違いではなかったことに、自信を持てる経験でした。 当時のアメリカは株価が右肩上がりで上昇し、非常に勢いがありました。そのダイナミズムの中に身を置くことで、私自身にも、いい意味での貪欲さが生まれたように思います。また、ローカルスタッフと親しくなり、国籍を超えた友情を育むこともできました。語学力はもちろん、それ以外の収穫も非常に多い駐在経験でした。

入社17年目~25年目

有価証券部
調査役→副課長→課長→副部長→部長

シビアなマーケットを読み、
メンバーを率いて運用収益の創出に挑む。

2008 年のリーマンショックから続いていた、生命保険各社による国内株式の売却と買い控え。有価証券部に配属された私は、各社が買い控えているいまこそ、買い戻すタイミングだと判断。社長へのプレゼンを経て購入に踏み切り、残高を増やすことができました。資産運用において私が行ったことの中でも、誇れる成果のひとつです。
現在は14名のメンバーを率いながら、「お客さま基点」に立った資産運用を行っています。もっとも大切なポイントは、投資対象のリスクをコントロールしながら、リターンの最大化を目指して適切な資産配分を行うこと。厳しいマーケット状況が続く昨今ですが、高水準な運用収益の創出に挑みつづけたいと考えています。「株価は上がったときよりも、下がったときのほうが印象に残る」緊張感を強いられる業務ですが、私があえて掲げた部の方針は「深刻に考えるな」。メンバー全員が、平常心でマーケットに向き合える環境づくりを大切にしています。

これから

メンバーのチャレンジを支え、
全員で「運用のフコク」のDNAを継承。

「運用のフコク」と呼ばれるほど、資産運用に長けたフコク生命のDNA。それをしっかり継承していきたいと思っています。そのためには、私自身はもちろん、メンバーにも着実に成長してほしい。資産運用は、教わっただけでできるものではありません。お客さまからお預かりした保険料を運用するプレッシャーを含め、リアルな経験を積むことが何よりも大切です。メンバーには積極的に権限を委譲し、多少の失敗にひるむことなく、チャレンジできる環境を用意するようにしています。私自身は、多くの投資先企業を分析して得た知見をベースに、経営的視点で生命保険ビジネスをとらえ、フコク生命の企業価値を向上させるような提言や行動に取り組んでいきたいと思っています。

あなたがブレずに貫いてきたことは?

「楽しい」を、自分からつくる。

毎日、出社するときに「楽しめる予定はあったっけ?」と自問します。「ない」という自答だったら、小さなことでもいいから、楽しいイベントをつくるようにしています。資産運用は、明確に収益が見える業務。その分、落ち込むこともあります。真剣にマーケットと向き合うことはもちろん重要ですが、一方で「明るく、楽しく」という姿勢も大切にしたい。メンバーがそんなふうに仕事できる環境づくりも、部長である私のミッションだと思っています。