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CAREER INTERVIEW

永野 晋也

人材開発本部 経営塾 塾長
2005年入社/経済学部卒
※所属は取材当時のものです

入社1年目~3年目

徳島支社

様々な“現実”に触れながら、
多彩な業務を通じて基礎固め。

入社して最初の配属先は徳島支社でした。会議資料作成や業績集計、お客さまアドバイザー(以下、AD)の人事関連業務、生命保険や損害保険の申込書類確認など、様々な職務を担当しました。当時の徳島支社は業績が伸び悩んでいた時期で、多くの営業所長が様々な営業施策を講じながら、懸命に動く様子を目の当たりにしていました。入社前は営業所長になりたいと思っていたものの、実際の姿を見て自分に務まるのか不安に感じたことを覚えています。一方、研修などを通じてADの方々と関わる機会が多かったので、若手のうちに生命保険営業の根幹をなすADと刺激し合えたことが、現在の職務の軸となった気がします。 また先述のとおり、会議資料や研修資料の作成も担当していましたが、なかでも営業会議資料は自分が作成した資料を基に次月の営業方針が決まるので責任重大です。新たな角度からの市場分析や他社新商品の情報など、自分なりの創意工夫を盛り込むよう心がけていました。「所長やADが必要としている情報は何か」を意識することで、ものごとの本質をとらえるいい訓練になりました。振り返ってみれば、多様な職務を通じて基礎を固めつつ、厳しい部分や手ごたえを感じる部分などの“現実”を知る時期だったと思います。

入社4年目~6年目

総合営業推進部 主任
営業教育部/新宿支社 指導主任

営業所派遣を通じて営業所長への想いが再燃。
訓練所を経て思わぬ形で所長業務を体験。

4年目に総合営業推進部に異動し、法人営業を経験しました。手ごたえのある仕事で思い出に残る案件も数多くありますが、担当職務とは別に自分のキャリアを決定づける出来事がありました。保険営業の繁忙期に実施していた「営業所派遣(応援)」です。当時は本社の若手が各地の営業所に応援に行っていたのですが、私が行った営業所では、所長からADのリーダーであるマネージャーへ、マネージャーから各ADへと、情報連携が高いレベルで機能していて、一体感を強く感じました。これがきっかけで、同じように運営できる営業所長になりたいと思うようになったのです。その後、当時の訓練所という営業所長育成研修に参加。営業の基礎を学んですぐ、新宿支社の吉祥寺営業所に派遣されました。当時の吉祥寺営業所は所長が不在だったので、肩書きは指導主任という訓練生の立場ながら、所長の職務を担うことになりました。初の経験で、目に見える成果は上げられませんでしたが、マネージャーと協調することの大切さを知ったり、所長として業績向上の戦略を考えたりと、貴重な経験に恵まれました。

入社7年目~12年目

札幌支社 札幌団体営業所/鳥取支社 鳥取営業所 営業所長

苦しい局面を打開し、いい結果を出すには
お客さまアドバイザーとの信頼関係が重要。

正式に営業所長として着任した札幌団体営業所では、なかなか業績が振るいませんでした。そこで注力したのが新しい仲間を増やすことです。新しいADを増やせば営業所に活気が生まれますし、営業所の目標に対するAD一人当たりの負担を減らすことができるからです。まず、以前退職した元マネージャーに声をかけ、「力を貸してほしい」と再入社を促しました。これが奏功してその後のAD増員にも成功し、業績も改善していきました。 入社10年目には、鳥取営業所に異動。業績は好調だった一方でADの採用は思うように進められませんでした。このため、ADの採用に苦戦している営業所長向けの研修に2回も参加することになり、悔しい思いを味わいました。研修後に、ベテランのADに悔しい想いや営業所の発展のために仲間を増やしていきたいという想いを打ち明けてみると、熱意が伝わったのか快く力を貸してくださり、採用も徐々にうまく回り始めました。なお、ADのなかには反発してくる人もいましたが、その人も営業所のことを思って意見を言ってくれているのが分かっていましたので、しっかり耳を傾けた上で自分の思いを伝えるように心がけていました。説得に苦労することもありましたが、徹底的に意見をぶつけ合って納得し合うことの大切さを学ぶことができました。この営業所では、全国の中で優秀な業績を上げた営業所長のみが招かれるイベントに参加できたり、全営業所のなかで準優勝を果たせたりと、いい結果を残せました。ただ、ADとの信頼関係の大切さを実感できたことが、最大の収穫だったと思います。

入社13年目~17年目

新宿支社 新宿第二営業所/富山支社 魚津営業所 上席所長

働く場としての環境整備の重要性や、
全員で目標共有することの大切さを再認識。

13年目に、新宿第二営業所に赴任しました。着任前からなかなか良い結果が出ていなかったので、自分は立て直しを任されたのだと思います。3ヵ所目の営業所で、経歴としてはベテランの域に入っていましたが、状況を好転させるべく新人所長並みに懸命になっていました。これまでで最もADの人数が多い大型営業所だったため、所長だけで一人ひとりのADへの丁寧な個別対応をしていくだけでは難しい面もあり、営業所の組織体制から整備していく大切さを学びました。若手のころに応援で行った営業所のことを思い起こしながら運営に励んでいました。
15年目には全国でもトップクラスの業績を誇る魚津営業所に異動。大きなプレッシャーを感じましたが、メンバー全員が地道に努力を重ねてくれたのでずいぶん助けられました。私はこの営業所でコロナ禍に見舞われ、一時はお客さまにお会いすることが難しい状態に陥りました。成果が出ずに落ち込むADも出てきたため「お客さまがコロナで大変な思いをされる前の今こそ、我々が必要である」「大変な時期だからこそ、しっかり成果を出し収入を安定させることで自分たちの生活も守っていく必要がある」などと励まし続けました。AD全員に想いが伝わり、奮起してもらえたので、1年で最も営業所の目標値が高い11月は、着任中3年連続で全国トップの成績を残すことができました。改めて、所長が熱意を伝えて全員のベクトルを合わせることの大切さを実感しました。

入社18年目~現在

人材開発本部 経営塾 塾長

自ら考え行動に移していけるよう、
自身でテーマを設定する人材育成を実行。

18年目からは、今までの経歴をいかし「経営塾」の塾長として後輩指導をしています。「経営塾」とは、入社6~8年目の全総合職を対象として、マネジメント研修や実地研修を通じて将来の経営幹部候補の育成を目的としたフコク生命独自の研修制度です。様々な会社の取組みに触れ、フコク生命の常識に捉われることなく多様な知識を習得してもらい、それをベースに自ら考え新しい行動に移せるような職員を育てたいと思っています。このため今後の経営塾では、ビジネスの基礎を学んだ後は、自ら追及していきたいテーマを設定してもらい、塾生同士で闊達に議論を交わす機会を設けていきます。議論を通じて、ものごとを論理的に考え、対峙する相手の理解を得る力を強化してもらいたいと思っています。
また、フコク生命はこれからもお客さまアドバイザーによるFace to Faceの保険販売を継続していく方針です。この営業スタイルを強固なものにしていく鍵となるのは、営業所で働くADであることは間違いありません。営業所長の道に進む塾生も多いので、ADと信頼関係を結べるような人間力も、この経営塾で高めて欲しいですね。なお、私自身がそうでしたが、フコク生命では営業所勤務が長い人、逆に本社勤務が長い人など経験に偏りがある職員がまだまだ多いと感じます。より多様な職務を経験し視野の幅を広げる必要があると思っているので、今後は越境学習のような機会をつくることも企図しているところです。

これから

働き方改革・働き方の多様化を推進し、
選ばれる、満足できる会社にしたい。

これまでの営業所勤務を通じ、様々な課題を感じ取ってきました。世の中では働き方改革や働き方の多様化が進んでおり、フコク生命でも積極的に取り組んでいます。でも、もっとできることはあるはずです。自社の成長を目指す上では「より採用候補者から選んでもらえる会社」「よりお客さまアドバイザーをはじめ全職員が高い満足感を得られる会社」として、魅力を高めていきたい。実現のためには、既成概念にとらわれない大きな変革が必要でしょう。そして、自身が支社長や役員になることで、フコク生命をよりよくしていく牽引役になれればと思っています。

あなたがブレずに貫いてきたことは?

お客さまアドバイザーファースト。

フコク生命の経営は、ADが活躍してくれることで成り立っています。この点は入社前から認知していたので、新人のころからADをリスペクトしていますし、今も「お客さまアドバイザーファースト」であるべきだと思っています。フコク生命には「お客さま基点」という軸がありますが、これを真の意味で実現するには、最前線でお客さまと接点を持つADが全力を尽くせるよう、私たちが迅速・丁寧・正確に対応し、働きやすい環境を整備することが必須条件だと思います。