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Interview

最適な企業年金のために、
お客さまに寄り添って、
ベストな提案を実践。

年金コンサルティング部 企業年金数理室
2010年入社/理学研究科数学専攻修了
※所属は取材当時のものです

現在の仕事

企業年金の制度設計

入社動機

大学で学んだ数学の知見を活かせる、アクチュアリーを目指した。フコク生命への入社は採用選考を通じて「無理せず等身大で仕事ができる環境」と感じたから

高度な数理的手法を駆使し、
企業年金に向き合う。

アクチュアリーについて教えてください。

アクチュアリーとは、確率や統計などの高度な数理的手法を用いて、将来の不確実な事象の評価を行う数理業務のプロフェッショナルです。生命保険会社では長期にわたるリスクを適正に評価する業務、年金数理の専門知識を活用して企業年金の課題を解決する業務等があります。アクチュアリーの仕事をしている人をアクチュアリーと呼ぶこともありますが、日本においてアクチュアリーとは日本アクチュアリー会の資格試験に合格した後、プロフェッショナル研修を受講し、「正会員」資格を取得する必要があります。私も入社以来、資格取得を目指して取組み、入社12年目で「正会員」資格を取得しました。

担当されている「企業年金」について教えてください。

一般的に老後の支えとなる「年金」は、国民年金と厚生年金の2種類の公的年金を指します。企業年金とは、それら公的年金とは異なり、従業員の退職後の生活を保障するため、企業が原資を拠出し、支給する年金を指します。企業年金は福利厚生の一環として設ける任意の年金制度。企業年金にはいくつかの種類がありますが、多くの企業が導入しているのが確定給付企業年金。企業と従業員との間で決めた規約に基づき、あらかじめ決められた給付額について退職後にその給付を受ける年金です。最近導入が活発化しているのが、確定拠出年金です。「401K」とも呼ばれ、企業が従業員のための掛金を拠出し、その運用は従業員個人が行うという年金制度です。

具体的な仕事内容を教えてください。

新たに企業年金の導入を検討している企業、あるいは企業年金導入後、課題等を抱えている企業に対し、企業のニーズに応じて、オーダーメイドで企業年金の制度設計および掛金計算を担当しています。また、退職金に係る会計数値の計算、退職金・企業年金に関するコンサルティング業務も重要な業務。企業年金は企業が退職金の資金を社外に積み立てる制度であるため、法律に基づいた制度設計および掛金計算が求められます。この、掛金等が適正な年金数理に基づいて計算されていることを確認するのが年金アクチュアリーである「年金数理人」。私も年金数理人の資格を取得しており、企業年金の適正性、健全性を担保する役割も担っています。これら業務を通じて、最終的には顧客企業の従業員の退職後の生活に安心・安定をもたらすことが、私たちの役割と言えます。

根拠のある説明・提案が
信頼を得るカギ。

数字を計算している仕事のイメージがありますが。

もちろん、掛金計算や法定の確認業務は大事な作業ですが、それ以上に重要なのはお客さまへの説明と提案です。説明すること、提案することが仕事と言っても過言ではなく、お客さまや営業担当者とやり取りしない日はないほど。アクチュアリーは数理の世界であり、商品開発やリスク管理など社内向けの「静的」なイメージが強いですが、私のような社外と関わる企業年金の業務は非常にアクティブ。たとえば掛金。なぜその掛金なのか、なぜそのような数字の掛金を提案するのか等々、お客さまに寄り添い、お客さまの質問や疑問に根拠を持って回答し、わかりやすく説明することでお客さまから理解・納得を得る必要があります。その継続が信頼関係を構築し、お客さまから「専門家として信頼されている」というやりがいを得ることに繋がっていきます。

オールマイティな
年金数理人へ。

企業年金導入案件で、印象深い取組みがあるとか。

あるお客さまで、2年以上かけて企業年金導入に至った案件があります。私にとってこれまで一番大きな仕事でした。案件内容は、企業年金の一つである厚生年金基金から脱退して、新たに自社で企業年金を導入するというもの。そのプロセスが複雑であり、上司と共に毎週のようにお客さまへの提案、打ち合わせを行いました。お客さまには時には褒められ、時には叱られ、コンサルティング業務をがむしゃらに行いました。最終的に企業年金導入に至ったときは感無量でした。自身の成長のターニングポイントとなる取組みです。そのお客さまとはその後も良好な関係が続いており、私がアクチュアリー試験に合格したときにはお祝いの会を開いていただき、とても感激しました。

これから挑戦したいこと

年金数理人に求められる専門領域はどんどん広がっています。企業年金の知識だけでなく、資産運用、会計、税務、人事労務、公的年金など周辺知識が必要になる機会が増えており、それら知識を備えたオールマイティな年金数理人を目指しています。そのため、現在は社会保険労務士の資格取得に挑戦しています。また自身の能力向上に加えて、他社に負けないフコクならではのサービスを提供していくため、後輩を育成し年金数理人を一人でも多く育てたいと考えています。

HOLIDAY

オフのすごし方

ピアノが好きなので、週末は電子ピアノで練習しています。また数学は学生時代よりも好きになっており、数学に関する本をよく読んでます。最近ハマっているのはコーヒー。コーヒー豆を取り寄せ、ハンドドリップで味わいを楽しんでいます。

WORKSTYLE

働き方の工夫

手段と目的をはき違えないこと。目的のために手段があるのであり、手段が目的化しないように心掛けています。またお客さまのニーズを把握するため「傾聴」することは大切ですが、その上でお客さまにとってベストな提案を行うことを肝に命じています。